この記事をまとめると
■スバルがクロストレックにウィルダネスエディションを設定
■日常の移動からちょっとした悪路の走行まで対応する仕様となっている
■専用装備やオプションが約40万円相当追加される
北米で大人気のグレードがついにやってきた!
クロストレックは、スバルの売れ筋車種だ。2025年1〜9月の1カ月平均登録台数は約1900台で、フォレスターの約2500台に次ぐスバルの人気車になる。
クロストレックの登録台数自体はさほど多くないが、スバルの販売店舗数は全国に約460カ所だ。トヨタの10分の1に留まることを考えると、クロストレックの売れ行きが1カ月に約1900台でも、1店舗あたりの台数はトヨタの1万9000台に相当する。
そうなるとクロストレックはスバルの主力商品だから、販売や改良にも力が入る。
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そこで新たに設定された特別仕様車がクロストレック・ウィルダネスエディションだ。ウィルダネスエディションは、以前から北米仕様に設定されているグレードで、専用のサスペンションによって最低地上高を高めたり、専用の外装パーツを装着している。
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なお、10月29日より始まったジャパンモビリティショー2025のスバルブースでも、北米で展開されるアウトバックとフォレスターのウィルダネスエディションが展示されており、話題となった。それが、ジャパンモビリティショーでは発表されていなかったクロストレックに設定されたのは、サプライズともいえそうだ。
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つまり、「買い物などの日常的な移動に使うから、本格的な悪路向けのSUVではないクロストレックを選ぶが、ある程度はデコボコのある悪路にも乗り入れたい」というわがままなニーズに対応している。
日本仕様のクロストレック・ウィルダネスエディションは、北米仕様に比べて悪路指向を抑えているが、それでも外観の変化度は大きい。クロストレックでありながらフォレスターのような存在感が伴う。
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クロストレック・ウィルダネスエディションの専用装備としては、カーゴステップパネルのDeco-Boco(デコボコ)ブラック塗装、ドアアンダーガーニッシュのDeco-Bocoブラック塗装が施され、ボディのキズが目立ちにくい。タイヤはオープンカントリーのA/T・IIIに変更され悪路走破力も強化される。マッドフラップやホイールデカールも装着した。これにウィルダネスのオーナメントも加わる。
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さらに、既存のディーラーオプションとして、フロントグリル、フードデカール、フロントノーズなどのガーニッシュ、17インチのマットブラックアルミホイールなども追加装着されている。
これらの合計価格は40万5000円(さらに工賃も加わる)だから、買い得とはいえないが、外観が気に入ったなら検討する価値は十分にある。
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なお、今後のスバル車は、標準グレードを基本にして、SUV感覚を強めたウィルダネスと、スポーティなSTIをそろえる戦略だ。日産ノートも、標準タイプのノート、上級のノートオーラ、SUV感覚のノートオーテッククロスオーバー、スポーティなノートオーラNISMOという具合に4種類をそろえている。
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いまは電気自動車や自動運転の技術開発が重要になり、車種を増やすことは開発コストの面で困難になってきた。スバルや日産のように、車種の数を抑えるかわりに、標準グレード/SUV指向/スポーツ指向など選択肢を増やすことになる。車種選びだけでなく、グレードの選択が重要な意味をもつわけだ。
なお、このクロストレック・ウィルダネスエディションは、以下のディーラーにて3日間、特別に展示される。日本でいち早く話題のモデルを見られる絶好の機会なので、お近くの人、検討中の人はお見逃しなく。
・展示車両:クロストレック WILDERNESS Edition
・展示期間:10月31日(金)~11月3日(月)
・展示場所:大阪スバル 城東店
・住所:〒536-0008 大阪府大阪市城東区関目3丁目1-26
・アクセス:関目駅(京阪本線)もしくは 関目成育駅(今里筋線)より徒歩6分
・TEL 06-6932-0291
・営業時間:ショールーム 10:00〜18:00 (サービス受付 10:00〜18:00)
・定休日 :水曜日・その他定休日
・取扱:新車/U-Car