ついにSUPER GTの年間王者が決定! GT500は1号車が史上初の3連覇でGT300は65号車が7年ぶりのチャンピオン! SUPER GT Rd.8は手に汗握るデットヒートが繰り広げられた

この記事をまとめると

■2025年のSUPER GT最終戦が栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催

■GT500クラスは1号車のau TOM’S GR Supraが制し史上初の3連覇となった

■GT300クラスは65号車LEON PYRAMID AMGが7年ぶりに王者に輝いた

今シーズンの王者を決める注目の最終戦が開催!

 11月1日(土)、2日(日)、栃木県のモビリティリゾートもてぎで2025年SUPER GT第8戦が行われた。シリーズ最終戦となるこのレースでは、サクセスウエイトなしの“ガチンコ勝負”で白熱したタイトル争いが繰り広げられた。

SUPER GT Rd.8は手に汗握るデットヒートが繰り広げられた

 GT500クラスはトヨタ5台、ホンダ1台によるタイトル争い。なかでもフロントロウに並んだ38号車KeePer CERUMO GR Supra、1号車au TOM’S GR Supraが有利な状況であった。

 ただ、オープニングラップでポイントリーダーの1号車au TOM’Sがトップに立つと、彼らが一気に優勢に。38号車KeePer CERUMOはレース途中にコースオフしたことでバイブレーションの症状に見舞われてしまいペースが上がらず、中団での争いを強いられた。

 タイトル獲得の可能性を残していた1台、100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTがタイヤ無交換の奇策で一時トップに立つ場面こそあったが、1号車au TOM’Sは難なくそれを交わして首位に返り咲くと、追いすがる2台の日産Zを退けてトップチェッカー。3年連連続となるシリーズチャンピオン獲得を決めた。坪井 翔にとっては史上最多タイとなる4度目の王座、山下健太にとっても3度目の王座であった。

 一方、GT300クラスは9チームのドライバーに王座の可能性がある大混戦。ただ、フロントロウはいずれもタイトルに関係ないチームが抑え、ポールポジションはEJ20エンジンを搭載しての最後のレースとなる61号車SUBARU BRZ R&D SPORT、2番グリッドは5号車マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号となった。

 決勝では61号車SUBARUが快調にリードしていたものの、早めのピットストップかつタイヤ無交換だった5号車マッハ車検が奪首に成功。その後は緻密なタイヤマネジメントを強いられる展開となったが、見事逃げ切りに成功し、チーム創設以来初の優勝を決めた。

 その後方では最終ラップのチェッカー目前までタイトル争いが白熱していた。

 56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラは、あと1台抜けば相方の平手晃平に王座が転がり込む局面にあったが、あと一歩及ばず4位。6位でチェッカーを受けた65号車LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥、菅波冬悟がチャンピオンとなった。

SUPER GT Rd.8は手に汗握るデットヒートが繰り広げられた


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