「若者のクルマ離れ」を感じさせない自動車部の学生たち
同社がフォーミュラジムカーナへ参加する目的は、自動車業界の将来を担うクルマ好きな大学生と繋がりを作ることだという。「採用イベントというより、双方向のコミュニケーションの場として考えている」と寺戸さんは強調する。
近年、若者のクルマ離れが語られることが多いが、実際に学生と交流すると「クルマが好きな若者は確実に存在している」と実感。自動車部の学生を見ていると、昔のクルマ好きと変わらない純粋なクルマ愛を感じるという。
フォーミュラジムカーナに参戦する学生画像はこちら
フォーミュラジムカーナについて、学生からは「お金をかけずに整った環境で試合ができることは嬉しい」と肯定的な意見を聞いており、そんなイベントに携われること自体が喜びだという。学生側にとっても、自動車の現場で働く社会人たちから直接話が聞けるため、業界を身近に感じられる機会なのではないかと語る。
今回、同社のブースではGRスープラとGRカローラを展示。どちらもノーマル状態でもエンジン音が大きく魅力が伝わりやすいため、学生の反応が良いという。
展示されたGRカローラ画像はこちら
車両展示だけでなく、SNSのフォローでまわすことができるガチャガチャ企画など、学生が気軽に参加できる仕かけも実施していた。
ガチャガチャの様子画像はこちら
最後に、若者たちがクルマを感じられる機会を作ることが重要だと寺戸さん。もっといろいろなメーカーが若いクルマ好きとのコンタクトに取り組めば、さらに自動車業界は盛り上がると確信。業界の将来性を感じることができたと語ってくれた。