港湾関係者しか使えない食堂も存在
次に向かったのは「波止場食堂 B-7店」なのだが、ここはB突堤という関係者以外立ち入り禁止エリア内にあるので、残念ながら訪れることができなかった。事前のリサーチでもレビューが少ないため、書いている人は港湾関係者なのかもしれないと予想していたが……。
そして、大黒ふ頭にある「波止場食堂 Y-CC店」も同じく、関係者以外は入れないエリアにあるため訪問を断念。そうこうしているうちにランチタイムが残り30分となった。このままだと昼ご飯を食いそびれる恐れがある。急いで最後の「波止場食堂 つばさ店」に向かった。
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そしてたどり着いた3店舗目の「波止場食堂 つばさ店」でご飯を食べようと、メニューも見ずに入店。このつばさ店だけはカフェテリア方式となっている。麺類のみは食券を買うスタイルだったが、それ以外のメニューはトレーをもってオーダー式だ。
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いろいろとメニューがあるなかで、選んだのはサンマー丼。サンマーメンという神奈川県横浜市発祥のご当地ラーメンがあるのだが、サンマー丼というのは聞いたことがなかった。もしかしたら波止場食堂オリジナルでは? と思いオーダーしたのだが、カウンターの向こうのおばちゃんから「今終わっちゃった」といわれ愕然。前に並んでいた、あきらかにトラックドライバーであろう男性に最後の1食をオーダーされてしまったのだ。
しかたなく、オススメされた天津丼を選んだ。ついでに、おすすめされた豚汁もつけて。で、いざ目の前に置かれた天津丼を見ると、デカイ! さらに豚汁も摺り切りいっぱい注がれている。これで630円は破格といえるだろう。
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天津丼を食べつつ、店内を見渡すと港湾関係者とトラックドライバーも多いのだが、それ以外にも制服を着たタクシードライバーや港湾に出入りする業者の営業マンらしき人などの姿もあり、まさに知る人ぞ知るマニアな食堂という雰囲気もあった。
「波止場食堂」つばさ店の店内画像はこちら
最後になったが、この波止場食堂は常連からはハトショクと呼ばれているそうだ。アクセスがいい場所とはいいがたいが、ボリュームと味、コスパはダントツなので、興味があれば訪れてみて損はないだろう。各店舗やメニューの詳細は横浜港湾福利厚生協会のサイトからチェックできるが、くれぐれも関係者以外は立ち入り禁止エリアに入らないでもらいたい。