実車の運転だけでは対応できない難しさを痛感‼︎
まずはフォーミュラジムカーナの車両抽選よろしく、厳正な“男気じゃんけん”で出走順を決定。見事1発パーで勝利し、言い出しっぺの筆者から走行することに。
今回は3周のベストタイムで順位を決定。短い走行で完成度の高い走りをすることが求められる。クルマはトヨタ86、コースは筑波サーキット、タイヤはダンロップのディレッツァZ3だ。
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実際に走らせてみると、以前の社内対抗フォーミュラジムカーナで乗ったGR86に非常に似た動きを体感することができた。ただ、視覚情報とステアリングのインフォメーションしかないため、車両の挙動を把握することが難しい。
ブレーキを残しすぎて車両が不安定になってしまう自分の悪癖や、強力に介入するVSCに、最後まで完璧に対応することはできなかった。結果は1分09秒913とギリギリ10秒切りを果たせたが、きっとあと0.5秒は上げられたっ……‼︎
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次は元トラックドライバー、正野が出走。
会場までの車中で「シミュレーターを始めたい」と意気込んでいただけに気合いは十分。シートポジションも、ノッチ単位でしっかりと合わせる。
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スポーツ走行未経験とは思えない丁寧な運転で着実に走行。日頃から「ジェントルな運転を心がけている」というだけあって、派手さはないが丁寧な走行だ。
結果は1分12秒564。スピード感覚が掴みづらい初体験のシミュレーターで、このタイムは上出来だ!
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最後に原田が走行。日頃からミニサーキット走行が主戦場というだけあり、タイムに期待できる。早速、ガンガンアクセルを煽るアグレッシブなコーナリングを披露。
……が、シミュレーターのスピード感覚がうまく掴めなかったか⁉︎ 最終コーナー立ち上がりで痛恨のスピン‼︎
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そこからテンポを乱してしまったか、ブレーキング遅れなどのミスを繰り返してしまい、ベストタイムは1周目の1分13秒273という惜しい結果に。走行後も「やっぱ難しいっすね」と悔しそう……。
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ちなみに、選考を突破してフォーミュラジムカーナに参戦する学生たちのタイムは10秒台がボリュームゾーン。早い人ではなんと8秒台を叩き出すこともあるのだとか。
こうして、学生たちの走りのレベルの高さを身をもって体感した編集部員たち。優勝者インタビューをしながら、学生たちに頭が上がらなかったのであった。