自らの思い入れのある愛車を紹介
続く第2部のトークセッションでは、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、スズキ、ヤマハ発動機という国内モビリティメーカーのトップが登壇。じつは今回のトークショーでは独自のルールがあり、それは「愛車をドライブするとき、あるいはライディングするときに着ている服装」で登壇するというもの。各メーカーのトップは、それぞれのコーディネートに身を包んだ。
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最初のテーマは、ステージの左右に展示された各氏の「愛車」について。最初に紹介されたのは、自工会の片山会長。
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「“トラック愛”四十数年の片山です。今回の展示車では最大になりますが、じつはまだ愛車ではなく『未来の愛車』となる予定のクルマを持ってきました。私の夢は、いつか仕事をリタイアしたあと、孫といっしょに日本1周をすること。その際に愛車と考えているのが、この『トラヴィオ』です」
トラヴィオは、トラックをベースに製作されたキャンピングカー。普通免許で運転が可能で、しかもトランスミッションはAT。小まわりが利くため取りまわしにも優れているという。また、普通免許で運転することができ、トランスミッションは一般的なATであるためAT限定免許でもOK。社内では『だれでもトラック』と呼ばれているという。
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続いてスズキの鈴木俊宏社長は、自身が初めて乗った4輪車の初代アルトと、2輪車のマメタンを紹介。
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「初代アルトは助手席に女性を乗せると、肩と肩が触れ合うようなクルマでした。後退するときには助手席に左手を伸ばして後ろを見る。それがいいなと(笑)。 マメタンは弟が購入して、僕はそれまでバイクに興味はなかったのですが、いちど乗らせてもらったら楽しくて。いまでは大型免許も取得して乗っていますが、モビリティのワクワクドキドキを体験した2台です」
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そしてトヨタ自動車の佐藤恒治社長は、初代MR2を紹介。昨年に購入したとのことだが、会場には前オーナーも訪れていた。
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「1988年式のスーパーチャージャー、標準ルーフ車を昨年譲っていただいてから1年かけて整備して、今年の夏に乗ることができるようになりました。ただ当時はまだエアコンがオプション扱いで、このクルマはエアコンがないんです。それでもどうしても乗りたくて、夏にエアコンなしで乗ったら人間のほうが先にオーバーヒートしました(笑)。日本初の量産ミッドシップ車ですし、これは気もちのいいクルマです」
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