この記事をまとめると
■路面清掃車は主に夜間に運用される
■市街地の落ち葉や落下物の清掃が主な業務だ
■使うシチュエーションを考慮して注文時にステアリングの位置を選べるのが特徴だ
意外と知らない路面清掃車の秘密
昼間に見かけることがあまりなく、主な活動時間は夜間というだけで、特殊であることが想像できるのが「路面清掃車」。名前を聞けばある程度はその姿形を想像できる人も多いだろう。しかし、形こそわかるがその詳細はあまり知られないないのもまた事実。そこでここでは路面清掃車についてお話していこう。
まず名前に「清掃」とついているが、清掃車とゴミ収集車は別物である。そもそも清掃車とゴミ収集車では役割も機能も別物と考えていい。
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清掃車が道路や歩道の清掃をするのに対して、ゴミ収集車は、住民が出すゴミの回収がメインの業務だ。
そのため、搭載される機能も変わってくる。ゴミ収集車はゴミを効率的に収集するためのプレス機能を備えており、家庭ごみを圧縮して積載する。一方、清掃車は通常、ブラシや吸引機能をもち、道路に散乱したごみやちりを取り除くための構造になっている点が大きな違いとなっている。
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では清掃車の基礎を説明したところで、もう少し深く探ってみよう。
路面清掃車は、主に道路のちりやごみを効率的に清掃するために設計された特別な車両のことを指し、仕事は市街地の細かな塵や落ち葉、飲食物や落下物の清掃を行うことだ。
その道路に落ちているさまざまなゴミを集めるために必要なのが、吸引機能とブラシということになる。
この清掃におけるシステムだが、車両の前方に取り付けられたブラシが路面を掃き、ゴミやほこりを掻き集める。そこで集められたゴミは、吸引口から清掃車内部に取り込まれるというのが一連の流れだ。
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