悪気のない質問にブチ切れられることも多数! 自動車オフ会で要注意な「質問事項」5つ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■オフ会会場でオーナー同士が交流を深める光景は珍しくない

■話し掛けた際のネタとして喜ばれる内容とNGなワードが存在する

■オーナーに喋りかける前に本当に聞いていいことなのか考える必要がある

オーナーにいったらNGなこととは

 イベント会場やPA/SA、コンビニなどで珍しいクルマを見かけるとつい話かけたくなる(あるいは話かけてしまう)ことがあります。旧知の人ならいざ知らず、初対面の人に声を掛けるとしたらそれなりの配慮が求められます。今回はそのなかでもとくにNGスレスレのワードとされるものを5つピックアップしつつ、さらに「喜ばれるケース」と「ブチ切れられるケース」に分けて紹介します。

1)いくらしたんですか?

○喜ばれるケース:オーナーが価格を自慢したい場合

 どちらかというと少数派……かもしれませんが、なかには喜んで購入金額を教えてくれるオーナーもいます。市場には出てこないような掘り出しモノだったり、クルマ好きならたいていはわかるであろう「このタイミングで買うならかなりのプレミア価格でしょう」とツッコミたくなるモデルのオーナー(一部)です。金額を聞いてOKの場合、オーナーのほうから「その流れで金額聞いてよ」と誘導してくれます。その流れに乗ってみてください。

○ブチ切れられるケース:金額の話題がキライなオーナーの場合

 どちらかというと多数派はこちらです。いうまでもなく、ハッキリいって野暮というか失礼です。親しい友人同士でもはばかられるのに、初対面の人にいきなり「いくらで買ったの?」なんて聞いて答えてくれる方が珍しいわけです。「ご想像にお任せします」なんて答えてくれるならまだいいほうで、あきらかに不機嫌な表情になるオーナーも少なくありません。自分自身だったらどうですか? ということですね。

2)壊れませんか?

○喜ばれるケース:オーナーが「手が掛かる子ほどかわいい」と思っている場合

 旧車オーナーなど「壊れることは織り込み済み」であれば、苦笑しつつも「そこがまたかわいいんだよねー」と答えてくれたりします。壊れたら自分で直せばいいし、古いクルマなんだから壊れるのは珍しいことじゃないので仕方ない。気もちにゆとりがあるからこそできる懐の広さともいえます。

○ブチ切れられるケース:余計なお世話になりかねない場合

 これはオーナーの性格にもよりますが「わかりきったことを聞くな」といった態度をあからさまに出してくる人も(本当に)います。もともとは「そこがまたかわいいんだよねー」と答えていたようなオーナーでも、何十回、何百回と同じ質問をされるうちに、だんだんうんざりしてきてダークサイドに堕ちる人もいます。

3)ホンモノですか?

○喜ばれるケース:ホンモノ(あるいは忠実に仕上げたレプリカ)を所有している場合

 じつはこれ、筆者の愛車(いわゆる「仕様」なので)でもよく聞かれます。ホンモノかレプリカなのかを見わけられるのって、その道のマニアなど、じつは少数派だったりします。ホンモノに限りなく忠実に再現したレプリカオーナーであれば喜んでくれる確率が高いですが、「ホンモノ」のオーナーからすれば失礼な質問とも捉えられかねないので注意が必要です。もっとも、劇用車のレプリカであれば「ホンモノですか?」と聞かれたら、喜んで違いを答えてくれるはずです。

○ブチ切れられるケース:レプリカであることを気にしている場合

 そりゃ手に入るならホンモノがほしいけれど、あまりにも高価で買うことが難しい。ならば「仕様」を作ろうと、ベース車を改造して「ハコスカGT-R仕様」や「ナナサンカレラ仕様」に仕上げるオーナーもいます。可能な限り忠実に仕上げても、あくまでも「レプリカ」であることに変わりはありません。その点をコンプレックスに感じているオーナーにとっては超がつくほどのNGワードといえます。


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松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
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