普通のカタログモデルなのに買えたら奇跡とまで言われる「ランクル70」! 最近買った人から「入手方法」を探ってみた (1/2ページ)

この記事をまとめると

ランドクルーザー70は人気すぎて買えないクルマとして知られている

■じつは夏ごろに抽選販売をしていたという情報がある

■ディーラーとの付き合いを深めて抽選の情報を手に入れることが大切だ

“ナナマル”はいつになったら買えるんだ!?

 欲しいクルマがあれば、新車の場合はディーラーに行き、商談をして契約をする……いわずもがな、これが当たり前というか普通の手順である。

 しかし、これはあくまで体感だが、コロナ禍以降はそんな当たり前の手順でクルマが買えなくなっている印象だ。限定車は除くとして、それ以外の通常モデルも、「受注停止」や「納期は1年後」なんてのも珍しくなくなってきている。

 その最たる例がランドクルーザーシリーズ(ランクル)ではないだろうか。とりわけ、再再販といわれるランクル70はまさに国内では取り合い状態。限定車的ないいまわしはなく、通常のカタログモデルのはずなのだが、買えたら奇跡とまでいわれるほど入手が難しいクルマだ。

 ではなぜ買えないのか。実際のところ、ランクル70は日本でも展開されているが、それはほぼオマケのようなもので、主戦場はやはり海外市場。アフリカやオーストラリアといった、ランクル70が求められる市場への納車を最優先しているからだ。日本の土地で、「70じゃなきゃダメだ!」といった場所はほぼない(はず)。ランクルシリーズは”生きて帰ってこられるクルマ”なんていわれ方もするが、日本では極端な話、オーバースペックなのだ。だから、必然的に日本への割り当てが少なく、必要とされている海外市場がメインとなる。ここまでくると、ある意味日本の誇りといってもいいかもしれない。

 しかし、昨今のSUV人気はもちろん、レトロフューチャー的なトレンドに、このランクル70はまさにドンピシャ。「オーバースペックだろうがなんだろうがこれが欲しい!」という人が、この再再販のタイミングで激増した。SNSやYouTuberによる愛車自慢や宣伝、そのオーバースペックっぷりからくるロマンや希少性やに刺激されている人も少なくない。

 実際、10年ほど前の再販時は売れ残っていたりして、50万円引きで販売するような例もあったほど。今の人気っぷりとは真逆だったそうだ(V6ガソリンエンジンに5速MT、1ナンバーという硬派な設定も影響したという)。しかし、それでも現在の中古車価格のほとんどは定価以上なのが皮肉なもの。

 ちなみに、デビュー当時を知る人からすれば「ランクル70が480万円かよ!」と、価格を見て思うかもしれないが、このランクル70の価格は、現在のランドクルーザーシリーズにおいてじつは最安値(ランドクルーザー250 GXは520万円、ランドクルーザー300 GX は525万2500円)。先進装備も最低限だし、内装も豪華とはお世辞にもいえない。それでも、リセール率は国産車においてトップクラス。汚い話だが、買えば確実にプラスになるクルマ筆頭だ。


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WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

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