ビギナーにこそ参加してほしい
参戦して実感! これはレースデビューにオススメのカテゴリーだ
土曜日の夕方に予選が行われたが、その前にしっかりと講習が行われた。
まず、レース規則やレースの進行手順などが、初心者にもわかるよう丁寧に紹介された。さらに、スタート進行やピットイン手順に関しては、シミュレーターを通して実践的に学ぶことが組み込まれていた。レースという走行形式が初めての人にオススメできるイベントだと感じた(今回はJAFの公認戦ではなく練習模範走行行事という扱い)。初レースにS耐チャレンジを選ぶのは大いにあり。
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そして、注目の予選を迎えた。Aドライバーの筆者からアタックしたが、交換したブレーキパッドとローターにアジャストしきれず、ベストタイムからも1秒以上遅く、満足のいくタイムが出なかった。また、S耐チャレンジは混走での予選アタックとなり、ロードスターはもっとも速いクラスである。N-ONEなど、速度レンジの低いカテゴリーのマシンと間合いを取りながらのアタックも初めてのことで難しかった……というのがいい訳だ。Bドライバーの金井選手と合わせて予選は総合14位となった。
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決勝ではモリゾウ氏のお見送りも
決勝は日曜の朝イチに行われた。このS耐チャレンジの発起人のひとりで、STMO理事長であるモリゾウ氏は、マナーのいい予選に感銘を受けたとのことで、ピットロードエンドで決勝へとコースインする各ドライバーに声をかけて見送りをしていた。モリゾウ氏に「頑張って!」と声をかけられてコースインする経験は新鮮かつ貴重で感無量だ。
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スタートドライバーは筆者が担当。2名ドライバーでの60分なので、次のドライバーへと繋いで無事に完走することは至上命題であるが、昨日の予選での失敗を取り返したいというAドライバーとしての意地もあった。なので、序盤に内圧を合わせてスタートからハイペースで行くと決めていた。
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結果、オープニングラップからオーバーテイクに成功し、最終的に14位から7位へとポジションを上げて金井選手へとドライバー交代をした。その後はライバルにオーバーテイクされてしまうこともあったが、金井選手は耐久レースらしく確実にマシンを運び、スタート時と同じ14位でチェッカーとなった。
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来年S耐チャレンジはスポーツランドSUGO、モビリティリゾートもてぎ、富士スピードウェイで開催予定となっている。なお、参加者は今回参加した以外のエントラントを中心とした参加者にし、まずは多くの人にトライしてほしいとのことだ。ここからエントリーカテゴリーとしてS耐チャレンジがどのように発展していくか注目だ。