30万円でレクサス三昧! 「ドライブ」「サーキット走行」「レーシングカーの同乗」「座学」と何もかもが体験できるイベントに参加してみた (2/2ページ)

レーシングカーもテスト車両も楽しめる

午後はまさかのGTマシンに同乗!

 午後もスペシャルな体験は続きます。なんと、用意されていたのはスーパー耐久参戦車両での同乗体験。乗せていただいたのは、「RC F GT3」。

 走行はひとりあたり2周。走り出した瞬間の加速はまさに異次元で、これまで経験したことのないGが一気に体を押し付けてきます。

 メーターをのぞくと、ヘアピンでも120km/h前後。さらにストレートでは250km/hまで一気に到達。それでも意外だったのは、「怖さ」をそれほど感じなかったことです。加速からブレーキングまでの荷重移動が滑らかで、不安よりも「すごい」が先に来ます。

「この同乗のためだけでも、このツアーに参加する価値があるのでは」と思えたほど。これは間違いなく、一生の思い出レベルの体験です。

ピットに潜入! 自己申告制のピットワーク体験

 もう十分すぎるほど満足した……と思ったところで、まだまだ続くのがこのイベント。今度はクルマを降りて、体験型コンテンツへ。ピットワーク体験が用意されていました。

「タイヤ交換をやってみたい」といえば実際に体験させてもらえ、「運転席に座ってみたい」といえばそれも可能。とにかく自由度が高くて驚きます。私は、かねてから気になっていたエアジャッキを体験。

 これが想像以上に難しく、差し込む角度が少しでもズレるとなかなか入らない上に、作動音もかなり大きい。間近で聞くと「こんなに爆発音のような音がしていたのか」と、ちょっぴりビビりました。レース中は周囲の音にかき消されて意識しないだけで、現場ならではの学びを得た瞬間です。

EVなのにMTフィール? 開発中車両を試乗

 そして最後のコンテンツがこれまた衝撃的。電気自動車にマニュアル車のフィーリングを与えた開発中車両の試乗体験です。

 トヨタ東富士研究所から、AE86のEVモデルとレクサスUXをMT風に味付けしたという開発車両2台がもち込まれ、「見るだけ」ではなく実際に運転までさせてもらえるという内容。開発中ゆえ、配線がむき出しのままという、いかにも途中な状態。逆にその状態を見せてくれること自体が貴重です。

 本来、EVといえば静かな存在ですが、エンジンの吹き上がり音、変速時のショック、振動までが忠実に再現されており、いわれなければMT車だと錯覚するレベルの仕上がり。電動化と、操る楽しさの融合を体感できるのは新鮮でした。市販モデルへの採用にも大きな期待が高まります。

30万円でも「高くない」と思える

 本イベントの参加費は約30万円と決して安くはありません。しかし、これだけの走行体験・同乗体験・ホスピタリティが詰め込まれていることを考えると、正直「むしろ安いのでは」と感じてしまうほどの内容。

 レクサスオーナーの皆さん、次回開催時はぜひ一度、参加を検討してみてはいかがでしょうか。そして私自身も、次回以降の開催を楽しみに追いかけていきたいと思います。


この記事の画像ギャラリー

黒木美珠 KUROKI MIJYU

車系YouTuber / 自動車ライター / 車系インフルエンサー

愛車
SUBARU フォレスターSTIスポーツ
趣味
ショッピング・着物・茶道・温泉・旅行・観葉植物飼育・パン作り・ケーキ作り・アイドルオーディション番組鑑賞
好きな有名人
山口百恵・工藤静香・椎名林檎・夏木マリ・吉高由里子・Dua Lipa

新着情報