インテリアアイテムも「これがいい」を追求する
内装も外装同様に随所にこだわりが。シートカバーは装着した状態でも、緊急時にサイドエアバッグが表皮を破って正しく機能するか、何度も検証を重ねたといいます。それゆえ、企画から発売までに2年もの歳月を費やしたそうですが、「これでいい」ではなく「これがいい」と担当者は自信をもって話してくれました。
「ジムニーはリアルオフローダー。どんな道でも行って帰ってこられる走行性能に見合ったパーツを作ることこそが、純正アクセサリーに求められる使命ですから」
優先すべきはユーザーの安全と信頼、そしてさまざまなニーズに応えること。リヤドアの開度を調整できる「バックドアダンパー」はまさにその象徴で、主に都市部で使用されるお客さまからは、「これがあると荷物を積むときに助かる!」という声を多くいただいているそうです。
スズキ・ジムニーシエラ「クラギースタイル」のバックドアダンパー画像はこちら
私が個人的にグッときたのは、純正パーツでありながらサードパーティ製と遜色のない価格設定になっている点。
「これをきっかけにカスタムに興味をもち、自分の理想に向かって徹底的にジムニーを仕上げてほしい。用品を装着したジムニーで、さらなる冒険へと駆り立てられる。そんな瞬間を私たちも心から楽しみにしています。これからも用品を盛り上げることで、ジムニーの魅力をより多くのオーナーに届けたい」と語ってくれました。
スズキ・ジムニーシエラ「クラギースタイル」のフロントマスク画像はこちら
今後登場する(かもしれない?)アクセサリーたちにも期待大です!
リニューアルした「S-MALL」で触れるスズキのDNAと地元愛
静岡県浜松市にある企業ミュージアム「スズキ歴史館」は、スズキの歴史やものづくりを紹介する施設。2009年4月の開館以来社会科見学など地域の学びの場として活用され、2024年9月には累計来館者数100万人を達成したそうです。そんな歴史館の1階では、これまで自動販売機や券売機を活用した物販コーナーが設けられていたものの、取扱商品やアイテム数に限りがあり、十分な品ぞろえができないことが課題でした。
リニューアルしたスズキ歴史館のショップ画像はこちら
そこで今回、車両展示などに使用していた1階スペースに店舗「S-MALL スズキ歴史館ショップ」を整備し、スズキ公式ECサイト「S-MALL」で販売しているアパレルやグッズ(スズキコレクション)を実際に手に取って選べる、S-MALL初の実店舗としてリニューアルオープン。
足を運んでくださった来場者の方に、思い出に残るスズキらしいものを提供したいという想いから、スズキオリジナルグッズや地元・浜松名物の「うなぎパイ」などを取り揃えているのも見どころです。
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スズキファンの方はもちろん、休日にはライダーの憩いの場にもなっており、最近は海外からの来場者も多いのだとか。「スズキの祖業は自動車ではなく、鈴木式織機製作所としての織機作りから始まった」という歴史に驚く方も多いそうです。
四輪・二輪ともに車種ごとのキーホルダーや湯呑みなど、グッズが充実しているので、お気に入りが見つかること間違いなし♪ 一番人気は、鳥善とスズキが共同開発したインドレトルトカレー。そのほかにも、スズキのデザイナーが手がけたマグカップなどのキャンプグッズも、お土産として根強い人気だそうです。
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行ったらぜひ手に取っていただきたいのが『地球の歩き方 静岡』。通常版も販売されていますが、休憩スペースで読める一冊は、表紙・裏表紙・広告まですべてがスズキ仕様になっている非売品! まさに、ここでしか読めない「特別仕様車」ならぬ「特別仕様書」なのです。
スズキ仕様の『地球の歩き方 静岡』画像はこちら
ぜひ旅の途中に立ち寄って、スズキのディープな歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
【詳しくはこちら】
●スズキ歴史館
住所:静岡県浜松市中央区増楽町1301
URL:https://suzuki-rekishikan.jp/
入館料:無料
開館時間:9:00~16:30(予約制)
※「S-MALL スズキ歴史館ショップ」は予約不要で利用可