プレリュードってハイブリッドじゃん……とかいうけどF1だってハイブリッドだぜ? 乗ればわかるプレリュードの「新時代のスポーツモデル」の楽しさとは (2/2ページ)

未来のスポーツカーでは電動車が当たり前になる

 つまり、やりようによっては、電動パワーユニットをもつスポーツカーはこれからの時代、サスティナブルなスポーツカーとして成立していくことは間違いない。その一方で、純ガソリン車、MTのスポーツカーも生き残る可能性は十分にある……というのが、世界的な自動車専門家の見方でもある。

 さて、「新型プレリュード、ハイブリッドのスポーツカーかよ!」という一部の否定的な意見についてだが、実際、袖ヶ浦フォレストレースウェイ、山道で走らせた経験でいえば、シビックタイプR譲りのシャシー、専用チューニングサスペンション、ブレンボ製フロント大径ベンチレーテッド2ピースディスクブレーキ、シビックe:HEVモデルでも十分にスポーティに感じられた専用チューニングのSPORTS e:HEV、2リッター直4直噴エンジン141馬力、18.6kg-m、モーター184馬力、32.1kg-m+CVTのパワーユニットによる基本的なパフォーマンス、COMFORT/GT/SPORTモード+Honda S+ Shiftによる新感覚のドライブフィールとサウンド(エンジン生音主体で合成音をプラス)による走りは、山道の登坂でさえ十分な動力性能をもつのは当然として、とにかく痛快・快感・気もちいいのひとこと。

 しかも、路面にピタリと張り付くコーナリング、段差やうねりを一発で抑えるダンピング、そしてツアラーとしても適する乗り心地のよさ、ロングドライブでも疲れにくい快適度など、日常からホットな走りにまで応えてくれる懐の広さのあるスポーツクーペに仕上がっていると思える。

 納得するしないは人それぞれだが、むしろハイブリッドだから、電動車だからできる高度な制御に新時代のスポーツカーの在り方を感じる人もいるのではないだろうか。もっとも、ハイブリッド化が600万円オーバーの価格になった原因のひとつであるのも事実だが……。

 いま、新型プレリュードのハイブリッドスポーツカーに納得できない人も、3年後、5年後にどう感じるかは分からない、時代はどんどん突き進んでいくのだから。もちろん、純ガソリンエンジン、ハイブリッドのスポーカーのどちらを選ぶかは、各人の自由だ。

 最後に、「F1で2014年から2025年まで使用されてきた1.6リッターV6ターボ・ハイブリッドPUは、ICE(内燃機関)と電気モーター(MGU-K/運動エネルギー回生システム)の出力比率が8:2。しかし、F1新時代の2026年は、PU(パワーユニット)全体のパフォーマンスを維持しつつ、持続可能性の向上を図るべく、ICE出力が550kWから350kWに減少。一方で、電気モーター出力が120kWから350kWへと約3倍に増加。ICEと電気モーターの出力比率が5:5に変更される」(鈴鹿サーキットHPより抜粋)というのだから、最高峰のモータースポーツでもパワーユニットの電動化、ハイブリッド化は間違いなく前に進んでいるのである。


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青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

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フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
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スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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