クルマ好きなら「乗ればわかる」フランスブランドの味! おしゃれなダケじゃないプジョー・シトロエン・DSの魅力【東京オートサロン2026】 (2/2ページ)

ステランティスにとってオートサロンはチャンスの場

 シトロエンは快適性を永遠のテーマに据え、(フランスの)フツーの車を自認しつつもスペック上に現れてこないクオリティを追求しているようなところがあって、C5エアクロスは最新の好個の例だという。

「よくいわれる、マジックカーペット・ライドは、PHC(プログレッシブ・ハイドローリック・コンプレッション)によるもの。ただ柔らかく快適な足であるだけでなく、それなりに速く走らせるとダイナミックなのに、ビタリとした安定感をも兼ね備えています。縦型13インチのウォーターフォールのタッチスクリーンやアドバンストコンフォートシートを備えるなど、内装や装備でもフランス的なスタンダードの高さを感じられます」と、すっかりいまどきのフランス車の伝道師として、小川マネージャーは熱っぽく語る。

「プジョーは長い歴史があるだけでなく、走りのスポーティさと実用性を高次元でバランスさせているところが、どのモデルでも絶妙。5008はファミリーカーとして3列目シートを含めた使い勝手もいい実用車でもあるのに、シャープで洗練された雰囲気をまとっています」

 SUVでありながら、ピープルムーバーでもある5008だが、デザインで野暮ったさは微塵も感じさせない。パノラミック i コクピットと呼ばれる内装に、自在感があって小気味よいハンドリングは、クルマ好きならまずもって刺さると、小川さんは確信する。

「フランス車のよさってスペックじゃなくて感覚に訴えかけてくるところで、自動車の好きな方なら走らせてみれば、『おお!』って絶対にわかる類のもの。だからクルマに対する温度・感度の高い方がいっぱい集まる東京オートサロンに出展して、とにかく実車に触れていただきたいんですね」

 ニッチなフレンチ製品というと、どうも上から目線のイメージがつきまとうが、こと自動車に限っては、とても現場主義なのだ。


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南陽一浩 NANYO KAZUHIRO

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