共通のデザイン言語のなかで違う魅力を打ち出す
お次は隣のレクサスES。こちらもジオメトリカル オーガニックの援用だが、まったく異なる表現である。ブラックのラインをボディ下部、フロントからサイド、リヤへと通すことで伸びやかに、かつボディ同色のホワイトをボディ下端に配することで、重厚な佇まいを醸し出している。サイドスカートの加飾には、グリーンからブルーに変化するグラデーションがLEDで備わり、先ほどのアルファードよりエモーショナルな演出だ。
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また、モデリスタは車内を上質で洗練された空間とするため、フレグランスにも取り組んでいる。既存の「#0アーバンオアシス」に続き、今年は新たにフローラル系の「#1グレイス」とホワイトウッド系の「#2ノマド」が加えられた。車内の香りとして採り入れられることが目的というが、家の部屋でも使えるようなエアミストタイプのボトルで、すでに市販されており、1本あたり1100円だ。
車内を上質で洗練された空間とするためのフレグランス画像はこちら
このように「五感に響く」を合言葉に、視覚だけでなく嗅覚や触覚、味覚はクルマの乗り味に任せるとしても、総じて上質な空間といえる。多くの面でカスタマイズやパーソナライズを活用し、クルマという体験がより高まることをモデリスタが目指していることは、ツアーを通じて伝わってきた。ツアーの終了時にはネックストラップ返却と引き換えに、モデリスタが支援する作家・アーティストのひとりである、衣笠泰介氏の「ターミナル」という作品をあしらったエコバッグが配られた。
モデリスタがデザインした車両にパーソナライズされて作られたフレグランス画像はこちら
しかし、モデリスタの持続的なアーティスト支援の取り組みは、今回の展示ブースの裏側にも表れている。サロンのブースといえば、裏側は舞台裏として殺風景なことが多いがスペースはたっぷり。逆にそれを活用して、支援アーティストの作品が観られるギャラリーとして機能しているのだ。
ブース裏にあるアーティスト作品の展示画像はこちら
これらの作品は公式サイトのデジタルミュージアムでも観られるし、作品はインスタグラムでも更新される。カスタマイズとはそう、ハデなエアロパーツでキメるだけでなく、日々をよりよくする取り組みのことなのだ。