この記事をまとめると
■東京オートサロン2026が1月9日(金)より開幕した
■ドイツブランド「フォルクスワーゲン」が出展
■日本初公開となる「ID.GTIコンセプト」をお披露目した
日本初公開のホットハッチ見参!
日本語以外の東アジア言語や英語があちこちで飛び交う会場の様子を反映するように、中国市場のBEV以外では、アジアの自動車業界における成熟トレンドは日本が牽引していることは明らか。昨年秋より、ドイツ本国のマーケティング畑で経験を積んだマーティン・ザーゲ氏をブランドディレクターに迎えたフォルクスワーゲングループジャパン。ここ最近はBEVへの傾倒を改め、ICEの見直しを強めていたVWだが、プレスカンファレンスではその彼が、電動化とICEの2本柱戦略を明言するなど、軌道修正の只中にある。
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この状況をストレートに反映するのが、東京オートサロン2026での展示車両だ。
ブース中央にはドイツ本国からやって来たプロトタイプ、「ID.GTIコンセプト」が鎮座。ゴルフGTIこと初代ゴルフIのGTIから、2026年は50周年のアニバーサリーであり、ICEとBEVを跨ぐ血統を示す好機でもある。赤いラインのアクセントやタータンチェックのシート、ブラックのルーフライナーといったディテールを引き継ぐBEVのホットハッチだが、電動FFとして初めて電子制御式LSDを採用している。
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その両脇に鎮座するのは、ホットハッチから派生してハイパフォーマンスモデル化した「ゴルフR」。最新テクノロジーによるハイパワーユニットと4モーション、つまりAWDを組み合わせることによって、ハッチバックの域を越えたパフォーマンスを実現するところがその魅力だが、この成り立ちとアイディアはゴルフRヴァリアントにも援用されている。
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いわばGTIやRに代表される、スポーティさと実用を究極にまで突き詰めるVW流の姿勢は、よりハイエンドなドイツ・ブランドに対する下剋上チャレンジでもあった。VWの「フォーエヴァー・ヤング」なイメージを牽引する存在として、GTIそしてRは欠かせない存在なのだ。
一方で、VWは生活空間としてのクルマにも追求に余念がない。こちらを代表するヘリテージ的アイコンがVWバスことタイプ2であり、その流れを電動モデルとして受け継ぐのが、昨年の日本COTYで輸入車賞に選ばれたID.BUZZだ。
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そのトロフィーが輝く隣で、ネイビー&ホワイトによるツートンの展示車両には、早速スペースや使い勝手をチェックする人だかりができていた。数の上では少数派でも、アルファード&ヴェルファイアの人気だけが底堅い訳ではないのだ。