ランボルギーニの暗黒期を支えた「悪魔」! ディアブロの最後を飾った「6.0SE」とは【21世紀スーパーカーFILE #002】 (2/2ページ)

ディアブロの最終進化形態となる6.0SE

 ランボルギーニの記録によれば、2001年9月までの間に、わずかに42台が生産されたのみというディアブロ6.0SEとは、はたしてどのような特徴をもつモデルなのか。さっそくその概略を解説していくことにしよう。

 6.0SEのベースとなっているのは、2000年に発表された「6.0」だ。ミッドに搭載されるエンジンは、5992ccのV型12気筒DOHC48バルブ自然吸気で、これに5速MTとビスカスカップリングをセンターデフに用いた4WDシステムを組み合わせることも変わらない。

 注目の最高出力は558馬力と6.0のそれからさらに5馬力ほど強化され、その一方でカムカバーとインテークマニフォールドはさらに軽量なマグネシウムで成型されることになった。

 6.0SEの専用装備としてもっとも印象的だったのは、それに設定される2色のボディカラーだった。オロ・エリオスと呼ばれるゴールド系のカラーと、マロン・エクリプスと呼ばれるブラウン系のカラーがそれ(カスタマーが望めばもちろんそれ以外の仕様での生産も可能だった)。

 外観ではさらにブレーキキャリパーにサプライヤーのブレンボではなく、新たにランボルギーニのロゴが刻まれるようになったほか、リヤグリルのセンターにエンブレムが移動したことなどが6.0SEに独自の特徴。

 インテリアはシックなブラウンが専用色とされ、シートのストライプも6.0のクロス地からストレート地に変更。さらにそれまで手動式だった前後のポジション調節機構も電動となった。

 インパネに使用されるカーボン素材も新たなもので、球形のシフトノブやゲートは、それまでのアルミニウム製からチタン製へと改められている。

 6.0SEは、ディアブロの最終進化型であり、また究極形でもある。その誕生から25年、ランボルギーニがアウディグループのなかで、いかに魅力的な商品を生み出し、そして驚異的な成長を遂げてきたのかは最初にも触れているとおり。クラッシックランボルギーニとして、最近その人気がさらに高まりつつあるというディアブロ。これからのランボルギーニ、そしてスーパーカーのファンの動向には大いに注目していきたいところだ。


この記事の画像ギャラリー

山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ
趣味
突然思いついて出かける「乗り鉄」
好きな有名人
蛯原友里

新着情報