中古車も視野に入れればさらに夢が広がる!
一方、2~3年落ちの中古車に目を向ければ、これがけっこういいカンジで選ぶことができそうだ。たとえば新型プレリュードと同種のレクサスのスポーツクーペ、レクサスRCなら2023~2024年モデルでも400~600万円台で見つけることができる。プレリュードに対抗する中古車としては目玉の1台だろう。トヨタ・スープラも2020~2022年モデルで600万円前後の値付けとなっているようだ。
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600万円前後で手に入る輸入中古車のスポーツモデルでお薦めなのが、フォルクスワーゲン・ゴルフR。サーキットも走れるモードを備えた4WDモデルのRは、2024年モデルで580万円前後。ハイパフォーマンスと乗り心地のよさを見事に両立しているところがニクイ。ハッチバックだけでなく、ヴァリアントと呼ばれるワゴンもある。
そして、イタリアンラグジュアリースポーツモデルのマセラティ・ギブリの2024年モデルでも640万円前後で探すことも可能だ。中古車とはいえ、2年落ちぐらいならかなり新車っぽく(年次改良はあってもほぼ現行型)、長く乗り続けられるに違いない。
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とはいえ、新型プレリュードの高速走行でのフラット極まる乗り心地は、シビックタイプRと共通かつプレリュード用に専用セッティングされた前後サスペンション+19インチタイヤ装着から、想像するより遥かに快適。令和の大人のデートカーとしてこれ以上ない心地よさ、安心感、爽快感、そして車内の静かさを味わわせてくれるドライブフィールに大満足であった。
こうした世界はSPORTS e:HEVの得意とするところであり、ミニバンやSUVに慣れたドライバーと乗員の「着座位置の低いスポーティカーでロングランをすると疲れるかも」というイメージを覆すものだったのだ。
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山道でドライブモードを”SPORT”にセットし、Honda S+ Shiftのスイッチをプッシュすれば、アクセルレスポンスは一気に鋭くなり、レスポンシブルなスポーティカーへと変貌。スピーカーから発させられるアクティブサウンドコントロールシステムのエンジン音と疑似音を合成したスポーティなサウンドにも心が躍りまくる。
しかも、エンジンは高回転域まで使いたくなる軽快で伸びのある回転フィールを示し、CVTでありながらまるで有段変速=8速AT車を操っているような段付きのあるシフトアップ感、最速のダウンシフト制御がもたらす減速時のブーストされたブリッピングサウンドまでと演出されるのだから、ドライバーのスポーツ心に火をつけてくれること必至だ。
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……というぐらいで、令和に蘇ったプレリュードは、FF最強のスポーツシャシー、SPORTS e:HEV、Honda S+ Shiftの合わせ技によってクルマを操る楽しみを実現し、未来につなげてくれる、ほかにはなかなかないスポーティな2+2のハイブリッドクーペ、快適性や助手席にも配慮された大人のデートカーという存在であることは確かだろう。
価格に見合う内容かどうかは、プレリュードという車名への思い入れ、ハイブリッドスポーツに対する期待、デザインの好み、絶対的な速さとハンドリングのどちらを重視するかなど、各自の判断にお任せするとしても、600万円前後というクルマ選びの価格設定だからこそ、国産・輸入車、新車・中古車を含めた選択肢が広がることは、たとえ空想だったとしても、楽しいではないか。