環境性能割うんぬんもなんのその! 軽はホンダN-BOXで登録車はトヨタと12月の新車販売は強者が際立つ結果に (2/2ページ)

新車価格がさらに上がる可能性あり

 登録車のみのランキングではトヨタ・ヤリス(ヤリスクロス含む)が1万1602台でトップとなっており、トップ10のなかでトヨタ車が8車種もランクインするトヨタ一強状況を、2025年最終月でも見せてトヨタが有終の美を飾っている。

 トップがヤリス、2位トヨタ・シエンタ、3位トヨタ・ライズと比較的売りやすいとされるコンパクトカーが多いが、7位トヨタ・アルファード、8位トヨタ・ノア、9位トヨタ・ヴォクシーと高収益車種が3台もトップ10圏内にランクインしている。この高収益車種3台合計で2025年12月だけで1万6336台も販売しているのだ。全般的に車両価格などからの値引きも抑えて販売されており、収益面でもトヨタ一強が鮮明となっている。

 注目なのは、登録車のみで15位に入っているトヨタ・ハリアーで、前年比129%となっている。本稿執筆時点で納期を調べてみると、HEV(ハイブリッド車)であっても2025事業年度内、つまり2026年3月にギリギリ間に合うかどうかという短納期となっている。2025年12月は新型トヨタRAV4が12月17日にデビューしている。デビュー後の納期遅延や新規受注停止を懸念したセールスマンが、納期の早いハリアーへお客を誘導したことも影響しているのかもしれない。

 2025年10月に改良を行ったスズキ・クロスビーは、改良後初の1カ月フルカウント販売月である2025年11月は前年比200.8%となっていたが、2025年12月も前年比200.6%と好調を維持している。同カテゴリーで断トツ人気の高いトヨタ・ライズは本稿執筆時点で予定納期が2026年5月以降となっているが、トヨタ車内では比較的短い納期になっているので、ライズと活発な販売競争を展開しているようである。

 なお、2026年1月9日より三菱デリカD:5の改良モデルが発売となっている。三菱車のなかでは販売の稼ぎ頭となるモデルなので、2026年1月の販売台数がいまから気になっている。

 軽自動車では新型になって間もない日産ルークスや三菱デリカミニ/eK(全軽自協統計では合算されている)が、前年比135%強と好調な販売となっている。

 年明け早々世界情勢が激変を見せている。中国との問題も長期化は避けられない。こうなってくると気になるのがメーカーを問わず、車両価格の値上げというものを意識した新車購入検討が、ますます重要になってくるだろう。

 たとえば4月以降は環境性能割が廃止になると、新年度以降に新車を買おうと思っていたら、廃止になるぶんを軽く上まわる車両価格の値上げ(車両価格の値上げも含めた改良など含む)が行われたということにもなりかねない。

 思い立ったが吉日ではないが、とにかく考え込む前にまず行動開始(実際の様子)してからどうするかを判断したほうがいいようである。

2025年12月単月締め車名(通称名)別新車販売ランキング

1位 ホンダ N-BOX:1万5570台

2位トヨタ・ヤリス:1万1602台

3位 スズキ・スペーシア:1万1397台

4位 ダイハツ・タント:9297台

5位 トヨタ・シエンタ:9239台

6位 ダイハツ・ムーヴ:8867台

7位 トヨタ・ライズ:8665台

8位 トヨタ・カローラ:8378台

9位 トヨタ・ルーミー:7758台

10位 ホンダ・フリード:6968台

11位 日産 ルークス:6889台

12位 スズキ・ハスラー:6171台

13位 三菱 デリカミニ/eKシリーズ:5924台

14位 トヨタ・アルファード:5656台

15位 トヨタ・ノア:5376台

16位 トヨタ・ヴォクシー:5307台

17位 スズキ・ワゴンR:5204台

18位 日産 セレナ:5078台

19位 日産 ノート:,724台

20位 ホンダ・ヴェゼル:4615台

21位 ホンダ・ステップワゴン:4539台

22位 スズキ・ジムニー(シエラ・ノマド):4245台

23位 トヨタ・ハリアー:4199台

24位 ダイハツ・ミラ:4079台

25位 トヨタ・アクア:4003台

26位 スズキ・ソリオ:3735台

27位 スズキ・アルト:3540台

28位 ホンダ・フィット:3436台

29位 トヨタ・クラウン:3433台

30位 日産デイズ:3364台


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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