「180SXを50万円」「S15シルビアを100万円」で売却! もし今もってたら……売って後悔した愛車の話 (2/2ページ)

180SXからS15に乗り換えて86に行き着いたけど……

 そして、S15をなんとか購入。こちらは初年度のSpec Rなのでもちろん6速MTのターボ車。いまや、AT改MTでも高く売れ、NA改ターボでさえも高く売れるというS15。ちゃんとした生粋のターボのマニュアル車である。当時、後輩の友人から走行12万kmくらいで軽く事故した状態のものを50万円で購入したはずである。その時点でもそれはかなり安く、当時の相場的には事故がなければ100万円くらいだったはず。

 S15は純正タービンで、ECUを開けたところ、どこかの追加ROMが入っていて、とりあえず長野のオートプロデュースボスのダイナパックで計測し、空燃比なども見てもらった。「壊れないからこのまま乗れば?」ということになり、筑波から岡山国際、鈴鹿とサーキットを走りまくった。

 数年乗ったころに86がデビュー。さまざまなデモカーに乗せてもらった。薄々気がついていたのだが、どうも86のほうがエンジンはぜんぜんショボいのに、コーナーが速いような気がする。

『頭文字D』のエボⅣに乗る岩城清次が、コーナーで拓海のAE86に追い詰められ「自分のほうがコーナーでわずかに遅い」とフラストレーションを爆発させるのと同じように、コーナーというかブレーキの飛び込みではあきらかに86のほうが鋭い。

 岡山国際のバックストレートで86とS15で横並びで勝負になったが、1台分以上もこちらが手前でブレーキングしないと曲がれなかった。あの瞬間に勝負は決したと同時に、86への乗り換えを決意した。

 また、そのタイミングで周囲が囁くのである。「これ以上は上がらないから早く売ったほうがいいよ」ってやつである。その言葉を信じてS15は100万円で売却。

 いまとなっては「300万円くらいはしてたんじゃね?」という後悔である。とはいえ、日産車は純正部品の高騰化が激しく、乗り続けるにはとんでもなくお金ががかるので、乗り続けるのは現実的ではないが、いまならもっと高く売れたよなぁ。ちなみにその後、86 A型中古車を130万円で購入したのであった。


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加茂 新 KAMO ARATA

チューニングジャーナリスト

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