どうしてこうなった? 「3人横並びスーパーカー」「横置きV型エンジン」クルマの謎レイアウトたち (2/2ページ)

国産にもある「?」なモデル

ベントレーEXP15

 最新の3人乗りといえば、ベントレーのコンセプトモデル、EXP15となるでしょう。なんと、運転席の横にあるはずの助手席がありません。

 デザインの狙いは明らかにされていませんが、どうやら1930年に作られたコーチビルドベントレー「ブルートレイン」が似たようなレイアウトをとっていたことに由来する模様。

 ラグジャリーな体験とか、革新的スペースユーティリティなど謳い文句はたいそうなもの。ですが、実際の使い道としては、大金持ちの旦那さんが運転手にクルマを運転させて、自分は前方に助手席がない後席で足を伸ばしてふんぞり返るといった程度かと。いずれにしろ、浮世離れはベントレーのアイデンティティ。ぜひ製品化を望みたいところです。

三菱GTO/プラウディア

 筆者は三菱のパジェロミニを日ごろのアシに使っているのですが、4気筒エンジンを縦置きにした設計を大いに気に入っています。が、同じ三菱ながらこうまで考え方が違うのかと戸惑いすら覚えているモデルが2台あります。

 GTO(1990)は3リッターV6ツインターボで280馬力と当時の上限いっぱいまでチューンしつつ、FF車のシャシーを流用したことから横置き4WDという個性派。

 加えて、フラッグシップサルーンとなったプラウディア(2000)も4.5リッターのV8を横置きしたFFレイアウトというなかなかの革新派。

 パワートレインを並列化したコスト削減や、FFゆえのスペースユーティリティで後席を広くしたいといった三菱なりの事情はあるものの、後世の史家は「どうしてそうなった⁉」となるのかもしれません。


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石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

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三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
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DJ(DJ Bassy名義で活動中)/バイク(コースデビューしてコケまくり)
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