この記事をまとめると
■トヨタ・ソアラといえばスタイリッシュな2ドアクーペのイメージが強い
■4代目ソアラは電動格納式ハードトップをもつ4座コンバーチブルとしてデビューした
■レクサスブランドの国内導入に伴いトヨタのラインアップからソアラは消えた
いままでのコンセプトを完全無視した4代目ソアラ
トヨタ・ソアラ。その初代は1981年2月に「未体験ゾーンへ」というキャッチコピーとともに発売され、スタイリッシュな2ドアクーペスタイルとともに、当時の最新の機能を満載。パワーユニットはGT系の5M-GEU型2.8リッター直6と、V系の1G-EU型2リッター直6を搭載。ミッションは4速ATと5速MTが用意され、のちにM-TEU型2リッター直6ターボ、6M-GEU型3リッター直6エンジンも加わった。
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当時、「オプション」というチューニング雑誌でソアラをチューニングする流行もあったほど、時代を席巻したほどの人気車種だったのだ。販売台数は8万7973台に及んだ。
その2代目は1986年に登場。キャッチコピーは「世界にひとつ、日本にソアラ」で、スタイリングこそ先代を踏襲していたものの、1991年までの生産時期はバブル景気と重なり、当時としては高額車だったにもかかわらず、老若男女に爆発的な人気を得ることになり、デートカーとしても大注目される1台となったのである。
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走行性能も素晴らしく、トヨタ2000GT以来の4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションを採用。デジタルメーターはもちろん、カーナビゲーションの元祖ともいえる「エレクトロマルチビジョン」の用意も注目されていた。約10年間の販売台数は14万2247台である。
1991年に発売された3代目はスタイリングイメージを刷新。一気に丸味を帯びたスタイリングを採用。デザインがカリフォルニアのトヨタのデザインセンター「CALTY」で行われたことからもわかるように、海外ではレクサスブランドの初代SCとして販売されていたのである。
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スタイリングの劇的変化、バブル崩壊、さらなる高価格設定もあって、日本では初代・2代目ほどの人気は得られず、2001年までの10年間の販売台数は約5万台と振るわなかったのだった。
さて、本題である。トヨタ・ソアラの4代目は2001年に登場。1999年の東京モーターショーにレクサス開業10周年記念モデルとして参考展示されたレクサス・スポーツクーペがそのオリジナルであり、2001年4月に発売された4代目ソアラは、なんと電動格納式ハードトップをもつ4座コンバーチブルとして華々しくデビュー。
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デザイナーはギリシャ人のソリティス・コヴォスが担当。筆者は当時の発表会、試乗会にも参加したが、開発陣は世界中のリゾート地を訪れ、マイアミのセレブマダム御用達車としてのイメージをこの4代目ソアラに取り込んだ……とかいうような話を聞いた記憶がある。