上級カスタマーのわがままを叶えた究極のフェラーリ! 2018年以降に誕生したワンオフモデルを一挙紹介 (2/2ページ)

現在まで続くスペシャルモデルの系譜

「SP48ウニカ」(2022年)

 ウニカとは、イタリア語で唯一という意味をもつ言葉。このモデルはF8トリブートから作られており、製作にあたってはフェラーリが誇る最新の技術も採用されている。リヤウインドウを廃止し、よりスムースでシャープに感じるスタイルを完成させているのも特徴だ。

「SP51」(2022年)

 台湾のカスタマーからのリクエストに応じてワンオフで製作されたSP51は、1955年の410Sからボディカラーなどがインスパイアされたコンバーチブル。812GTSがそのベースだが、ヘッドライトやホイールなどは専用のデザインとなっている。リヤには左右一対のバットレスを装備。ほかにもデザイン上の特徴は多くのパートに見られる。

「KC23」(2023年)

 KC23は、488GT3 Evo 2020をベースとするワンオフのトラック専用車だ。そのデザインにはレース・レギュレーションの制約を一切受けないため、アクティブエアロ・エレメントやバタフライドア、着脱可能なリヤウイングなどが新たに採用され、ライン構成もさらにスムースなものに変化している。それはクローズドホイール・レーシングカーの未来像を予感させる魅力的な1台だった。

「SP-8」(2023年)

 F8スパイダーがベースとされているSP-8だが、このモデルには一切のルーフは備わらない。それはカスタマーがスパルタンなロードスターのコンセプトを望んだためだったが、実際にほかのワンオフモデルと同様に、風洞実験を経て完成されたSP-8のボディは素晴らしい空力特性、とくにキャビンの快適性を誇るものに仕上がったという。

「SC40」(2025年)

 1987年にデビューしたF40をオマージュした、最新のワンオフモデルがこのSC40だ。ボディカラーは専用色のSC40ホワイト。それにブラックのアクセントカラーを組み合わせる。エンジンカバーから垂直に立ち上がる固定式のリヤウイングにもまた、F40のイメージが再現されている。ちなみにこのモデルのベースは296GTBだ。

 フェラーリのスペシャル・プロジェクト・プログラムにワンオフモデルの製作をリクエストすること。それが認められるカスタマーはもちろん限られている。オーダーから納車までには、平均で2年程度の時間が必要になるとも噂されるこのプログラムは、まさにフェラーリというブランドだからこそ可能なものといえるのかもしれない。


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