使い捨てだったオイルに「これじゃいかん!」 Moty’sが再精製基油でオイル業界の未来を切り拓く【大阪オートメッセ2026】 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■高性能オイルブランドMoty’sが大阪オートメッセ2026で再精製基油の取り組みを発表

■基油供給が縮小する現実を背景にオイルのサステナブル化が急務となっている

■2026年はフォーミュラドリフトジャパン参戦マシンも拡充する構えだ

競技の未来と現場の責任を同時に背負う再精製基油への挑戦

 2026年も西日本最大級のカスタムカーイベント「大阪オートメッセ2026」が開催されました。会場は関西万博で盛り上がった夢洲の隣の咲洲にあるインテックス大阪です。

 さて、その盛り上がりを見せる会場のなかで訪れたのは、この大阪オートメッセの開催に合わせてビッグニュースを発表した「トライボジャパン」の「Moty’s」ブースです。

「トライボジャパン」の高性能オイルブランド「Moty’s」は、現取締役会長の丸山氏が、日本国内で自分たちの手で、モータースポーツを支えられる高い性能のオイルを製造するという志のもとで創業された潤滑油メーカーです。

 極限の高負荷にさらされるモータースポーツ用のエンジンやトランスミッションをしっかり守り、さらにエンジンのもつ本来のポテンシャルを発揮する手助けともなる性能・特性のオイルを開発する、という創業時のチャレンジ精神は、いまでも会長をはじめとするスタッフにしっかり根付いていて、そこで開発される潤滑油はモータースポーツマシンの高い性能を維持するには欠かせない存在となっています。

 大阪オートメッセ初日に特設会場でおこなわれた「RRBO(再精製基油)」の生産に関するプレスリリースの模様はすでにWEB CARTOPの別記事で配信されているので、技術的な内容などはそちらを見ていただくとして、ブースにお邪魔した際に、記者会見を終えた丸山氏からいろいろな話を伺えたので、かいつまんで紹介しましょう。

 モータースポーツの潤滑に高性能オイルの存在は欠かせません。しかし、世界中で環境問題への対応が最優先で求められる状況のなか、「Moty’s」が力を注いでいるモータースポーツ業界は対応が遅れていると感じているそうです。そのなかでもとくに消耗材のタイヤとオイルは使い捨ての印象が強く、サステナブル化の必要性を痛感していたとのこと。

 さらには、昨今は燃費の向上などで燃料の消費量が年々低下している状況があります。潤滑の基材である(ベース)オイルは基本的に燃料の精製段階でつくられるため、燃料の減少に比例して少なくなることが必至となっています。

 それらの状況をふまえると、「RRBO(再精製基油)」の推進は必須の流れだといえます。しかし、国内ではまだ大きな動きはなかったため、「それならば」と丸山氏がその旗振り役を買って出たとのこと。

 使命感的なところはありましたか? と尋ねてみると、「いやそんな大したことじゃなくて、誰もやっていないことなら、自分たちが動いてみようか、という感じかな」と丸山氏。もち前の身軽さで、気負わずに先陣を切るように動けるスタンスが印象的でした。


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往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

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