オジサンがメインターゲット!?
サニークーペがベースのハコスカ顔の超ワイドフェンダーマシン
もう1台は、オートサロンの会場でもオジサンたちの注目を大いに集めていた「Sunny Skyline」です。こちらはズバリ、45〜55歳の男性がターゲットとのことで、もう1台のマーチとはある意味真逆の方向性という興味深い組み合わせです。ただ、新旧の融合という根底のテーマでは共通しているので、こうして並べても違和感がないのは面白いと思います。
製作のテーマに据えたのは「あのころの輝きをもう一度」というフレーズ。前から見たらもとの車種が判別しづらいですが、ベースに選んだのは、初代 KB10型のサニークーペです。
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日産の“輝き=栄光”といえば、50勝を達成したC10系のスカイライン、いわゆる“ハコスカ”と呼ばれるモデルが思い浮かびます。それをわりとストレートに採り入れ、思い切ってハコスカへの“顔面スワップ”を敢行しました。
そしてさらに迫力を増すため、片側で250mmに及ぶ、オーバーフェンダーによるワイド化を行っています。その姿はまさに当時のスカイラインのレース車両の迫力を感じさせる仕上がりとなっています。
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この車両のオートサロンからの変更点は5カ所です。外観の印象は大きく変わっていないように感じましたが、よく見ると前後にスポイラーが追加されていました。変更をアピールするなら派手さを優先させそうなものですが、あえて小ぶりな造形に抑えて全体の調和を図っているのはシブい感性だと思いました。
マフラーエンドも変わっています。シンプルなシングル出しから、旧車で定番となっている“デュアル”な2本出しになっていました。
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続いてはエンジンルームのリフレッシュです。時間の限られるなかでの製作だったため、なかなかエンジンまわりまで手が回らず、心残りだった部分を改修しました。具体的には配線類をカバーで覆ってキレイに処理したことと、いちばん目に留まるカムカバーやインマニをキレイに仕上げ直したとのこと。
そしてもうひとつは、内装のセンターコンソールを仕上げ直した点です。正直オートサロンでは“ツギハギ”感が否めない状態でした。メンバー間でもそのことは課題だということになり、仕上げをイチからやり直しました。結果、レザー調に赤のステッチがアクセントに入るオトナな仕上がりに。同時にシートの表皮を変更して赤/黒の配色になっていました。
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変更点には入れませんでしたが、ボディの磨きが甘かったので全体的に磨き直したそうです。
車両の製作はこれでひと区切りとなったということで、グループのリーダーふたりに2回のイベント展示を経験した感想を聞いてみました。どちらも自分たちの作品を大勢の人に見てもらい、いい評価を得られたことは忘れられない経験になったそうですが、印象的だったのは、「MARCH Eloura」のほうのリーダーから、「搬入が終わったあとにみんなですぐ近くの南港に行ったところ、夕日がなんか染みてしまって、みんなで1時間ほど黄昏れていました」という話が聞けたことです。
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どちらのメンバーともに、「ケンカやいい合いもたくさんしましたが、展示を終えてみると、このメンバーでよかったなと思った」とのこと。オジサンの身としては“青春”の文字を使うのはやや恥ずかしいですが、そのエピソードを聞いてそんな気もちにさせられたのも事実です。