この記事をまとめると ■日産京都自動車大学校が大阪オートメッセ2026に卒業制作の2台を出展した
■協賛獲得から完成後のプレゼンまでを学生主体で実践した
■マーチのネオレトロ仕様とサニークーペ改ハコスカ風の2台で新旧融合を表現
次世代の自動車業界を支える学生たちの挑戦 2026年も西日本最大級のカスタムカーイベント「大阪オートメッセ2026」が開催されました。当イベントは、カスタムカーのジャンルに留まらず、関西屈指のビッグイベントとなっています。会場となるのは咲洲のインテックス大阪で、7つある棟をすべて使い、GRやダイハツ、ホンダ、スズキなどの自動車メーカー系から、カスタムパーツメーカー、ショップ、そして個人までとさまざまなブースが並ぶなか、ここでフォーカスするのは、日産直径の自動車学校の「日産京都自動車大学校」です。
1月に千葉の幕張メッセで開催された「東京オートサロン2026」では、日産のメーカーブースに隣接して展開していたこともあり、生徒の卒業制作作品も大いに注目を浴びていました。そこでは京都校と愛知校の2校で3台の展示を行っていましたが、愛知校は今年の5月16日から愛知のセントレアで開催される「オートメッセ in 愛知2026」へ出展するということもあり、この大阪オートメッセでは京都校が単独で2台を展示していました。
日産京都自動車大学校のブース 画像はこちら
「日産自動車大学校」には学校によって2年制/3年制/4年制のコースの設定に違いがあり、京都校は2〜4年の各コースが用意されています。3、4年制のコースはどちらも1〜2学年で整備士の課程を学ぶのは共通ですが、3学年以降は、3年制のコースでは1年かけて板金塗装を、4年制では2年かけて板金塗装とともにカスタマイズを学ぶ、というようなカリキュラムの違いがあるようです。今回展示を行っていたのは4年制の「カスタマイズコース」の学生たちです。
卒業制作を始めるにあたっては、まず共同作業のグループを作り、方向性とプランを話しあって決めます。製作にあたって学校側から提示されているルールは、「製作にかけられる予算は100万円まで」と「車検が通せて公道走行可能な状態を守る」という2点のみ。
予算の100万円ですが、これも積み立てなどから支給されるのではなく、生徒たちが自力で集めるのが前提となっています。もちろん講師の側から協賛のアドバイスは行いますが、地元の企業などにお願いする際のプレゼンなども自分たちで考えて、協力をあおぐこともカリキュラムの一部となっているそうです。各車両のリヤウインドウなどに貼られた協賛のステッカーはその証です。
車両の協賛ステッカー 画像はこちら
そして、完成した車両をこの「大阪オートメッセ」などのイベントに出展して、その場で自分たちの作品をしっかりアピールするところまでがカリキュラムとなっています。これは社会に出てもしっかり自己のアピールを行って独り立ちできるようにとの配慮によるものだそうです。
この「大阪オートメッセ2026」では、すべてのカスタムカーに来場者投票が行われ、得票数で表彰される催しが設けられています。学生たちはそこでの入賞を目指して積極的に投票を呼びかけていました。
京都校のカスタムカー2台は、東京オートサロン2026の終了から大阪オートメッセまでの約1カ月で、可能な範囲で“お色直し”をおこなうことが計画に入っていたとのことで、オートサロンが終わるやいなや反省会を開き、それぞれが感じたことを披露、その情報を踏まえて、当初よりの計画に修正を加えて、“お色直し”に取りかかったそうです。オートサロンで作品を見たという人には、その変化(進化?)も密かな楽しみポイントでしょう。