VITAがフルモデルチェンジでパドルシフトになった! エンジン刷新とトランスミッション変更でVITAレースは今後も続く【大阪オートメッセ2026】 (2/2ページ)

最大の変更点はパドルシフト化

 そして、最大の注目ポイントはミッションだ。これまではヴィッツで使われていた5速MTをそのまま使用していたが、VITA-02では5速のパドルシフトを採用している。このミッションはVITA CLUB株式会社自社開発となっていて、開発に4年の歳月を費やしたそうだ。現在3000kmまでのテスト走行を実施しているそうだが、走行後のギアを開けても新品のようなコンディションとなっているらしい。トランスミッションのライフも長そうだ。

 これまで意図していないシフトダウンによるエンジンオーバーレブによって、エンジン載せ替えを余儀なくされた例を筆者は数々見てきた。しかし、パドルシフト化によってそのようなトラブルの危険性も少なくなるため、これまで以上に多くのドライバーが参入しやすくなるだろう。

 進化したVITA、VITA-02の価格は490万円~となっている。これまでの金額が395万円(2024年時)であったため、「高くなった!」と思う人はいるかもしれない。しかし、数々の変更内容を聞けば、多くのレース関係者は納得がいくはずだ。筆者もそのひとりだ。

 なお、現在VITA-01を所有しているオーナーに向けて、02へとバージョンアップさせるコンバージョンキットも展開予定で、こちらは190万円だ。エンジンはECUやハーネスも含めてコンバージョンできるように開発中で、「HALO」のコンバージョンは、スチールフレームだからこそ可能となったそうで、「低コストで本格的なレーシングカーを……」というVITA-01構想初期の選択が活きることとなった。

 各ガレージがレースで使用できるようになるのは2027年度シーズンが予定されており、まずはVITA-01との混走レースとしてスタートする。テストでは富士スピードウェイでVITA-01より0.5~1秒ほど速いラップタイムとなっているようで、2027年度以降、徐々にVITA-02ユーザーが増えていくことだろう。

 盛り上がりを見せているVITAレースの勢いはさらに増していきそうだ。


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西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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