この記事をまとめると
■2026年2月28日と3月1日にBMWはMINI「The Skeg」を特別展示する
■「The Skeg」はMINIとDeus Ex Machinaのコラボで誕生したコンセプトモデル
■「The Skeg」はMINI JCWエレクトリックにサーフィンのカルチャーを融合している
世界有数のカスタムブランドとMINIの華麗なるコラボ
2026年2月28日と3月1日の2日間、BMWは「Deus Ex Machina Asakusa」にMINIとDeus Ex Machina(デウスエクスマキナ)のコラボモデルである「The Skeg」を展示するという。
MINI The Skegのフロントスタイリング画像はこちら
デウスエクスマキナとは、モーターサイクル、サーフィン、スケートボードなどのカルチャーを融合させたライフスタイルブランド。もともとは2006年のオーストラリアで、モーターサイクルのカスタムからスタートしており、その独創的でクールなカスタムスタイルは世界中の多くのマニアを虜にし、カスタムカルチャーとして多くの信者を生み出した。その後は前述のとおり、サーフィンやスケートボードなどのストリートカルチャーを融合し、自由なライフスタイルを提案している。
そんなデウスエクスマキナのスピリットに共感し、MINIがコラボしたのが2025年9月のこと。このときMINIとデウスエクスマキナは2台のMINIを生み出している。そして今回、「Deus Ex Machina Asakusa」にて展示されることになったThe Skegが、そのうちの1台というわけだ。
MINIとデウスエクスマキナのコラボモデル画像はこちら
このThe Skegがどういうクルマかというと、MINI JCWエレクトリックをベースに、デウスエクスマキナが自ブランドのコンセプトのひとつであるサーフィンカルチャーの哲学を落とし込んだ、渾身のカスタムモデルとなっている。
まず目を引くのは、鮮やかなイエローとシルバーのボディワーク。これはMINIの電気自動車に対する先進的な姿勢を象徴するカラーリングだ。さらに、ワイドフェンダーやイルミネーテッドフロントグリル、ルーフスポイラーがシルエットをよりシャープに演出する。ここで注目すべきは、半透明のグラスファイバーパネルの採用だ。これにより車重を約15%削減しつつ、空力性能の向上を果たした。
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リヤにはまるでサーフボードが波に乗るように気流を整流する「フレックスチップサーフスポイラー」を装備。サーフボード底面の凹面形状をモチーフとしたデザインは、空気の流れを制御して揚力を生み出す構造となっており、デザインと機能を高次元で融合させている。
ルーフやフロント、リヤに多用されたカスタムメイドの半透明グラスファイバーは、時間帯や光の角度によって見せる表情を変え、クルマそのものがまるで生きているかのような印象を与えてくれる。
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インテリアに目を移すと、その世界観はさらに明確。ダッシュボードはサーフボードの構造技術をそのまま応用したグラスファイバー製であり、軽量で耐久性が高く、見た目も非常に独創的でインパクト抜群だ。アナログコントロールは徹底的に無駄を削ぎ落としたシンプルで触感重視の設計で、そこには洗練性よりも目的を優先するサーフカルチャーの精神が貫かれている。
まるで移動式サーフショップのようなこの空間には、ウェットスーツ用のグラスファイバー製トレイや実用的な収納棚を配置。軽量レーシングバケットシートにはネオプレーン素材を採用し、柔軟性と撥水性、快適性を確保。サーフィンとのつながりを意識した仕立てとなっている。
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コンソールに配されたデウスコレクションのバッジや3Dプリントのディテール、そして特大の「X」マークは、クラフトマンシップとドライビングへの情熱を象徴するアクセントだという。
電動化が進む現代、自動車は性能や航続距離だけでは差別化しにくい時代に入っている。The Skegが示すのは、素材や思想、そしてカルチャーを融合させることでEVに新しいストーリーを与えるというアプローチだ。静かでクリーンな電動パワートレインと、サーフィンの自由で反骨的な精神の組み合わせは、一見対極にあるようでじつは「自然との共存」という点で共通している。
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The Skegは量産モデルではない。しかしこのショーカーが提示した価値観は、今後のMINIの電動モデル、さらにはEV全体の方向性に影響を与える可能性を秘めている。
興味がある方はぜひ「Deus Ex Machina Asakusa」を訪れ、MINI「The Skeg」の姿を自らの目でとらえ、同車に込められたメッセージを確認して欲しい。