マツダ3も乗り換え先としては有力候補となる
続いて乗ったのは「マツダ3ファストバックXDドライブエディション」。ショルダーラインからCピラーにかけての美しい面処理は、相変わらずマツダ3の個性であり、ドイツ勢が得意としていた凝ったプレス&キャラクターラインに引導を渡したとは思う。
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プラチナクォーツメタリックの外装色は、そうした優美な面処理を際立たせる。ホイールやドアミラー、シグネチャーウィングまわりも、従来のブラックセレクションが廃された代わりにこちらで装着されている。地味ハデで締まった外観といえる。
CX-5から乗り換えると、「さすがに実用ボリューム面で厳しいんじゃないの?」という声もあろう。マツダ3のトランク容量は334リットルで、505リットルを誇るCX-5からしたら確かに3割強も減る感覚。でもホイールベースは2725mmとわずか25mmとはいえCX-5より長く、後席の足もとスペースや座り心地ではまったく引けをとらない。当然、前面投影面積はハッチバック/ファストバックである分だけ小さいし、1.8リッターディーゼルの車格に対して必要以上に十分なトルク&パワーも手伝い、高速巡航は風切り音の少なさから燃費まで、優位ですらある。
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つまり、デイキャンプ程度の荷物で、後席に人を乗せることも多い、ロングツーリングをいっぱいこなす人なら、全然アリという選択肢なのだ。
しかもXDドライブエディションには、外装装備に加えてディープレッドのナッパレザー内装が設定されるなど、ラグジュアリー感が増されている。加えて10.25インチのモニターディスプレイでアップルカープレイにもアンドロイドオートにも対応、かつタッチパネル機能が追加されるなど、マツダコネクトの操作性が向上している。乗り方として、高速ツアラー性を求めるなら、マツダ3のFF仕様は前向きな乗り換え候補となるはずだ。
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このほか、CX-80やマツダ3セダンにも、おおむね同じロジックの装備仕様が追加されたXDドライブエディションは登場しているので、オールマイティなCX-5から、「さらに自分が求めるものは何か?」と考えてみるのも一興だ。
それでも軽快なピックアップやハンドリング、適度に鷹揚な乗り心地から日常性の高さまで、CX-5の丁度よさは余‘車’をもって代えがたい、そんな心の声は抑えきれないかもしれない。いざ乗ってみるとその完成度の高さに確かに説得されてしまう、黄金の中庸ともいうべきバランス感がある。ならば最終モデルに乗り換えるのも妙手だ。
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CX-5にも新たに登場した「XDドライブエディション」は、ピアノブラック仕立てのドアミラーと縦基調のフロントグリルで、シグネチャーグリルもブラッククローム。さらに足元には19インチのブラックメタリック塗装によるホイールを採用と、引き締まった外観でありながら、それでもなお車両価格は395万6700円と、目いっぱい感謝仕様のお得さを漂わせる。
悩むならいま、決めるのもいま。そんな春がやって来そうだ。
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