アウディ初のPHEVモデルはなんと「RS」! 電動化をフルに活かしたRS 5がみせる驚異のパフォーマンスとは (2/2ページ)

RSならではの胸踊る特別装備が満載

 RS 5は、コンフォート、バランス、ダイナミック、そしてRS専用モードを含む幅広いドライブセレクトモードを備える。なかでも注目は、RS 5に初めて導入される「RSトルクリヤ」モードだろう。このモードでは後輪、とくに外側後輪へ極めて高い比率でトルクが配分され、クローズドコースでの制御されたドリフトが可能となる。

アウディドライビングエクスペリエンス」機能を使えば、ラップタイムや走行距離、ドリフト角度といったデータを記録・分析できる。世界的に有名なサーキットはもちろん、プライベートコースでも自動的に新しいトラックプロファイルを作成し、個別セクターごとのスプリットタイムや横方向加速度を比較できる。

 インテリアは、ハニカムキルティングが施されたスポーツシートプラスを標準装備。5つの異なるインテリアデザインから選択でき、カラーコーディネートされたシートベルトとRSロゴ入りフロアマットが用意される。11.9インチのアウディバーチャルコックピットと14.5インチMMIタッチディスプレイで構成されるOLED製パノラマディスプレイは、RS専用のダイヤル表示でエンジン回転数、速度、シフトインジケーターを表示する。

 エクステリアは、ベースモデルのA5と比較して前後ともに片側4cm(計8cm)ワイド化された。ダークマスクで統合された3次元ハニカムグリルのシングルフレームとエアカーテンがフロントマスクにアグレッシブな印象を与え、リヤには垂直フィン付きの大型ディフューザーと、RS専用のマット仕上げオーバルマフラーが配される。そしてデジタルOLEDテールランプは、チェッカーフラッグを模した専用シグネチャーを表示する。

 オプションの「アウディスポーツパッケージ」では、より大型で攻撃的なフロントエアインテークとダイナミックなリヤディフューザー、専用色のベッドフォードグリーンメタリック、ブロンズカラーのRSセラミックブレーキ、カーボンカムフラージュエレメント、最高速度285km/hへの引き上げが含まれる。インテリアには、ディープブラックのディナミカとサーペンティングリーン(初登場色)のコントラストステッチ、ブラスカラーのアクセントが加わる。

 ドイツ国内でのRS 5セダンの価格は10万6200ユーロ(邦貨換算約1700万円)から、RS 5アバントは10万7850ユーロ(同約1730万円)からとなる。国内での販売については、現時点ではアナウンスされていない。

 アウディスポーツ初のプラグインハイブリッドRSモデルは、電動化とハイパフォーマンスの共存という難題に対して、技術的な回答を示した。その中核にある電動トルクベクタリングは、機械式システムの限界を超える可能性を秘めているといえるだろう。


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