ガチで命にかかわるから本気で対策を! この時期クルマでやると「命取り」になる行為10選 (2/2ページ)

「ちょっとくらい」が命にかかわる場合も

6)4WDだから夏タイヤでも大丈夫と過信する

 都会のスキーヤーが、夏タイヤのまま4輪駆動車でスキー場に向かう途中にスタックしてしまうといったアクシデントが毎年のように起こります。「4駆だから、雪道でも夏タイヤのままで大丈夫」は完全な誤解です。某アニメ映画で「このクルマは4駆だぞ!」と意気込んでいるお父さんの映像がフラッシュバックしましたが、スタッドレスタイヤに交換は必須です。

7)雪道をノーマルタイヤで「少しだけだから」と走ってスタック

 雪道をノーマルタイヤで「少しだけだから」と走ってスタック。雪に慣れていない地域に大雪が降ると毎年のように起こりがちなアクシデントです。単独であれば周囲の人に助けを求めれば脱出できるかもしれませんが、またすぐにスタックする可能性が高く、非常に危険です。その場で立ち往生して大渋滞を引き起こしかねないといったリスクもあります。主な対策として、雪が降ったら乗らない。クルマ通勤ならスタッドレスタイヤに前もって履き替える、タイヤチェーンを用意してことを強くおすすめします。

8)停車中にマフラーが雪に埋まったままエンジンをかける

 先述したスタックによる立ち往生で長時間にわたって渋滞に巻き込まれると、しばらくのあいだはアイドリング状態でその場に待機せざるを得なくなってしまいます。しかし、その間にも雪が降り積もり、その結果マフラーの出口を塞いでしまうと、排気ガス(一酸化炭素)が車内に逆流し、一酸化炭素中毒で死に至る恐れがあるため非常に危険です。主な対策として、アイドリング状態のままエンジンをかけ続ける場合は、こまめにマフラーの周辺の雪を取り除いて排気ガスが大気に放出される状態を維持してください。

9)凍結の可能性がある場所でサイドブレーキを強く引く

 路面が凍結しそう(あるいはすでに凍結している)だから、駐車時にはサイドブレーキを強く引いておこうという行為はNGです。場合によっては、サイドブレーキのワイヤーやパッドが凍りついて固着し、解除できなくなることがあるからです。主な対策として、平坦な場所であれば、AT車は「P」、MT車は「1速」か「R」に入れ、サイドブレーキは引かずに(または軽く引く程度にして)輪止めを使用しておくと安心です。

10)燃料やバッテリーの残量が少ない状態で雪道を走る

 自分自身がいくら注意していても、大雪が原因でクルマがスタックし、移動中に長時間にわたって立ち往生を強いられる可能性はゼロではありません。クルマの燃料や電気自動車であればバッテリーの確保は、時として命綱になることもあります。ガソリン満タンまたはフル充電の状態で出発することを心がけてみてください。長距離移動の場合は水や非常食などを余分にもっておくと安心です。

●まとめ:少しくらいなら大丈夫。この判断が命取りになる可能性も

 降雪地帯に暮らす方たちであれば「何を今さら」な項目ばかりだと思われます。しかし、雪に慣れていない地域に住んでいる人たちにとっては「これくらいなら大丈夫でしょ」といった油断や、そもそも危険な行為であることを知らない(気づいていない)ことも少なくないのです。

「知らなかった」では済まされません。その甘い判断が事故や大渋滞を引き起こし、時と場合には遭難してしまう危険すらあるのです。


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松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
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