職人技が織りなす大迫力の加工
たとえばいちばんの見せ場となっているリジットアクスル、いわゆるホーシングを支える部分は、あえて面倒な曲面を駆使した造形にまとめられています。通常はなるべく時間をかけずに済む適当なサイズの角パイプ材を組み合わせますが、このハイエースでは板材を切り出してその形状になるよう、BOX状に組み上げていったもので、加工者の高い意識が感じられる仕事となっています。
ノーマルではホーシングを支えるのは板バネでおこなっています。これは車体を支えるのと後輪の位置決めが同時におこなえる優れた方式ですが、ここまでのローダウンでは板バネを使うのはかなり難しいため、コイルスプリング+ロッドによる位置決めという方式に改められているようです。
大阪オートメッセ2026に展示されていたAMENDのハイエース画像はこちら
これも、ラテラルロッドを用いた5リンク方式が一般的ですが、このハイエースでは、斜めに張ったアッパーリンクロッドで左右の位置決めを兼ねる方式を採用していました。着地しているということから、エアサスを採用しているのは間違いないでしょう。ノーマルとはまったく異なる足まわりに改変されたこのハイエースの乗り心地がどんなものか、興味がわきます。
さらには、トランスミッションの位置が持ち上がっているのが確認できるので、エンジンのマウント状態も、ただ後ろを持ち上げたのではなく、エンジン自体を上にマウントし直しているようです。途方もない手間がかけられています。
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装着しているホイールは、WORK エクイップ05の20インチです。フロントが8J、リヤは11Jという迫力サイズ。ローダウンでは当然のことながらホイールが大径になるほど難易度は上がりますが、あえて20インチという径を選んでいる点からも意気込みが感じられます。よく見ると、リヤブレーキはディスクブレーキ化されていました。大胆なカスタムのなかでは控えめに感じてしまいますが、これもかなり大がかりなメニューです。
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フロント側は内部を確認していませんが、この感じだとシート下面ギリギリまでホイールアーチが攻め込んでいることでしょう。
さらには、よく見ないと気づけませんが、ボディの下端を60mmカットしてさらに低く見せるという大胆な手法も加えられているようです。グラフィティで識別が難しくなっていますが、スライドドアの下側がごっそりありません。これにあわせて、既存のオリジナルバンパーも前後加工して装着されているようです。
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ボディサイドに施されたグラフィティも見どころでしょう。これも手間を惜しむならラッピングで済ませてしまうところですが、壁面におこなうように、スプレーを駆使して直接ペイントされています。
このハイエースが実際に走るところが見てみたくなりました。