トラックドライバーの年収と仕事の幅を左右する資格! 「玉掛け」取得に挑戦してみた (2/2ページ)

実技のみならず頭も必要な作業

 そして授業が進んでいくと予想どおりというか、やはりここでも難解な数式と向き合うことになる。これはフォークリフトの特別教育でもあったのだが、やはりこうした資格のなかに数字や計算は切っても切り離せないということだろう。具体的には玉掛けに必要な力学に関する知識という項目だ。

 作用点、重力加速度、力の合成、モーメントなどなど、おおよそ縁のない単語が次々と出てくる。こうした物理的数学的項目を学習したのち、ようやく玉掛けの用具や玉掛けの方法へと進んでいく。

 もちろん実践編に入ったとしてもなんの経験も知識もない筆者としてはすべてが新鮮なのはいうまでもない。たとえばワイヤーロープのより方という項目があるのだが、ここから少し抜粋して例をあげてみよう。

 ワイヤーロープのよりと、スランドのよりの方向が反対のものを「普通より」同じ方向のものを「ラングより」という。「ラングより」よりも「普通より」のワイヤーロープのほうがキンクしにくく扱いやすいので、玉掛け作業では「普通より」のワイヤーロープが使われる。といった具合だ。

 ちなみに文中に出てくる「キンク」とはワイヤーロープの形崩れの一種で、この状態のまま使用を続けるとワイヤーロープが切れやすくなる。1トン未満の玉掛ができる特別教育ですらこの難解具合。筆者は遅れないように画面の向こうの先生について行くだけで必死だった。

 残念ながら時間の関係で、すべての講義の3分の1まで進んだところでこのリポートを書いているが、あと少しすれば無事に玉掛けの特別教育が終了することになると思う。教育終了後は1トン未満のクレーンを実際に体験してその様子をお届けしたいと思う。

 まだ途中の段階であるがフォークリフトの特別教育よりもはるかに覚えることが多いのは、やはり作業に危険が伴う確率が高いからだと推測できる。しかしこうして自宅にいながら受講できる資格が数多くあるというのはインターネットが普及したおかげであり、これならできる限り資格をたくさん取得したいと思う意欲が湧いてくるというものだ。

 トラックドライバーと相性がよいといわれている玉掛け作業の特別教育を受講したが、近いうちにこの続報をお届けしたいと思う。


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