V8と電動4WDの2モデル体制で進化を見せる
C6世代では2010年モデルとして、Z51パッケージの後継モデルとしてグランスポーツが登場した。6.2リッターV8 LS3エンジンは430馬力を発生し、オプションの2モードエキゾーストシステムで436馬力へ引き上げられた。Z06と共通のダンパー&スプリング、強化されたブレーキを採用し、6速MTと6速ATが選択できた。
C7世代のグランスポーツは2017年に登場した。6.2リッターV8自然吸気エンジンは466馬力を発生し、標準モデルから92mm拡大されたワイドボディフェンダーを採用。Z06のブレーキシステムを装備し、7速MTまたは8速ATが組み合わされた。コレクターエディションとして、日本には5台のみがAT仕様で輸入されている。
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そして2027年モデルとして登場する新型グランスポーツは、ミッドシップとなったC8世代初のグランスポーツ。両モデルの基盤となるのは、新開発された次世代の自然吸気6.7リッターV8エンジン「LS6」だ。最高出力535hp(≒542馬力)、最大トルク520lb-ft(≒705Nm)を発生し、自然吸気V8エンジンとしては過去最大のトルクとなる。13.0:1の高圧縮比、95mmの大型スロットルボディ、専用設計の鍛造ピストンなどを採用し、全域にわたって鋭いレスポンスと強烈なパワーを提供する。
通常のグランスポーツは、自然吸気V8と後輪駆動を組み合わせる。標準でマグネティック・ライド・コントロールとミシュラン・パイロットスポーツ・オールシーズン4タイヤを装備し、日常の快適性とワインディングでの敏捷性を両立する。さらに限界性能を求めるユーザー向けには、Z52スポーツ・パフォーマンス・パッケージとZ52トラック・パフォーマンス・パッケージが用意される。
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一方、グランスポーツXは、フロント車軸に電動モーターを追加した電動4WD(eAWD)モデルだ。総出力は最大721hp(≒730馬力)に達し、ZR1Xに採用されているシステムと類似した構成となる。現行のE-Rayに代わる存在として、ベースモデルとトラック指向モデルの中間に位置する多用途な選択肢となる見込みだ。
1963年の幻の5台から始まり、60年以上の歴史をもつグランスポーツの名は、各世代において特別な意味をもち続けてきた。ミッドシップとなったC8世代でも、この伝統は受け継がれる。新型グランスポーツは、2027年モデルとして2026年内の発売が予定されている。