この記事をまとめると
■全日本ラリー選手権第2戦「SAGA RALLY」が開催された
■JN-5クラスではレンタカーでおなじみの車両たちが驚愕のパフォーマンスを披露
■JN-5クラスで2連覇を達成したヤリスを紹介
全日本ラリー選手権のJN-5クラスに注目
2026年の全日本ラリー選手権は早くも第2戦を迎え、4月3〜5日、佐賀県多久市を舞台に「SAGA RALLY」を開催。4日のレグ1は雨、5日のレグ2は晴れといったように天候が変わるなか、 各クラスで激しいバトルが展開され、GRヤリスRally2を駆る新井大輝選手が最高峰のJN-1クラスで開幕2連勝を達成した。
全日本ラリー選手権第2戦「SAGA RALLY」を勝利した新井大輝選手とGRヤリスRally2画像はこちら
残念ながらJN-2クラスは不成立となったものの、それ以降のクラスではサバイバルラリーを展開。そのなかでもっとも注目したいクラスがJN-5クラスだといえるだろう。
同クラスはエンジン排気量が1500cc以下のRJ規定モデル/RPN規定モデルを対象とするクラスで、トヨタ・ヤリスやホンダ・フィット、マツダ・デミオ、日産マーチなどのFFコンパクトがエントリー。いわば、レンタカーの定番モデルが主流となっていることから、正直、見た目に関してはかなり地味なマシンだ。
全日本ラリー選手権JN-5クラスに参戦の日産マーチ画像はこちら
とはいえ、そのコーナーリングスピードはむちゃくちゃ速く、ドライバー&マシンによっては、JN-4クラスのトヨタGR86やスズキ・スイフト、さらにJN-3クラスのGRヤリスを凌駕するパフォーマンスを披露している。
事実、今回のSAGA RALLYでは、トヨタ・ヤリスを駆る松倉拓郎選手がJN-5クラスで開幕2連勝を達成しているが、総合リザルトにおいても、多くの格上モデルを従えて総合21位で完走を果たした。まさにFFコンパクトながら、圧倒的な戦闘力を見せていたのだが、果たして、全日本ラリー選手権のJN-5クラス車両はどのような改造が行われているだろうか?
というわけで、今回は松倉選手の愛機「DL☆セキネン鹿ソニックLOVCAヤリス」をクローズアップしながらマシンの特徴を解説したい。
松倉選手の「DL☆セキネン鹿ソニックLOVCAヤリス」画像はこちら
まず、前述のとおり、JN-5クラスは1500cc以下のRJ規定モデル/RPN規定モデルを対象となっているが、RJ車両とRPN車両の違いが改造範囲にほかならない。ざっくりいえば、RJ車両は改造範囲が広く、RPN車両は改造範囲が狭くなっているのだが、松倉選手のヤリスはRJ規定に合わせて徹底的なモディファイが行われている。
カヤバのダンパーおよびスプリングに加えて、ブレーキに関してはGRヤリス用のブレーキキャリパーをインストール。さらにギヤボックスはウェルマー、クラッチはセラメタ、LSDはクスコを採用するほか、フジツボ製のマフラーを採用していることも同モデルの特徴といえるだろう。
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