農機特有の視点が市場を形作る
では、中古の農業用車両を買おうとしたときに売りどき買いどきはあるのだろうか。答えはイエス。農業用車両は使用頻度が高い時期とそうでない時期に分別される。つまり、欲しい人がいる時期に売るのが高く売るための鉄則なのだ。
では欲しい人がいる時期というのはいつか? ということだが、これはずばりシーズン直前だ。そして、シーズンというのは田植え機なら2〜3月、コンバインなら7〜8月ということになる。つまり、農家が準備を始める直前がもっとも高値で売ることができるのだ。もちろん先ほど少し触れた、買取業者の買取も高くなる。
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では、高値がつきやすい農業用車両の種類とはどんなものなのか。たとえばトラクターの30〜50馬力クラスは一年中需要があり、もっとも値崩れしにくいといわれている。とくにクボタ、ヤンマー、イセキなど国内大手ブランドは、東南アジアなどでも人気が高いため、古くても値段がつくことが多いのだそうだ。
また、コンバイン(稲や麦、大豆などの収穫作業において、刈り取り、脱穀、選別の3つの工程を1台で同時に行える自走式の収穫機)で3条刈り以上かつ、自動水平機能がついているモデルは需要が高い。
このほかにも田植え機であれば、歩行型よりも乗用型のほうが圧倒的に高く売れるというのが農業用車両の中古市場だ。
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では、最後に農業用車両の専門の買取業者について触れておこう。ネットで「農業用車両 中古 買い取り」などというキーワードで検索すると、びっくりするほど多くのサイトがヒットする。そのページを覗いてみると、バリエーション豊かな農業用車両の数々が販売されている。なかには見たこともない形の車両や、スポーツカーと見間違えるくらいスタイリッシュなトラクターなどが並んでおり、見るだけでもかなり楽しいのだ。
ちなみに価格はピンキリだが、特徴的なのは普通のクルマであれば走行距離が表示されている部分に「稼働時間」が記載されているというところが非常に新鮮であった。農業用車両に乗る機会もなかなかないだろうが、クルマ好きには農業用車両中古車販売サイトは刺さること間違いない。