レクサスに初の3列シートBEV「TZ」が誕生! 「走るラウンジ」化したSUVにレクサスの未来像を見た (2/2ページ)

レクサスの次世代のおもてなし

 全長5100mm×全幅1990mm×全高1705mmという堂々たる体躯で、造形美と空力性能を極めたエクステリアは、レクサスのデザイン哲学「Provocative Simplicity」に基づき、SUVらしい力強さと、BEVに不可欠な空力性能を徹底的に両立させている。スピンドルボディはシンプルなひと塊として構成され、建築的な幾何学グラフィックによって存在感を強調。フロントの「ツインLシグネチャーランプ」や発光エンブレムが、次世代レクサスとしての先進性を物語る。細部にわたる空力の作り込みにより、SUVトップレベルのCd値0.27を達成。これが航続距離の延長にも大きく寄与している。

 インテリアでは、竹材を伝統技術で加工した「Forged bamboo(フォージド・パンブー)」やリサイクルアルミ、植物由来のバイオウルトラスエードを採用。サステナブルな素材を贅沢に使いながら、伝統の継承とクリーンでモダンな空間を演出している。

 五感を刺激する「おもてなし」の最新装備車内体験をより豊かにするのが、最新の「Sensory Concierge(センサリーコンシェルジュ)」だ。イルミネーション、音楽、空調、そして香りが連動し、乗員の気持ちに寄り添う演出を行う。香りの演出では、京都・嵯峨野の竹林をイメージしたフレグランスが提供されるなど、細部まで徹底したこだわりが見られる。 オーディオには、21スピーカーを備えた「Mark Levinson」システムを採用。後席重視の設定も可能で、移動するオーディオルームとしての価値も提供する。

 また、世界最大長・最大面積を誇る「大開口薄型可動パノラマルーフ」は、サードシートからも空を仰げる圧倒的な開放感をもたらす。安全性においても抜かりはない。最新の「Lexus Safety System+」に加え、レクサス初となる60GHzレーダーを使用した「車内置き去り通知システム」を採用。ブランケットを被った子どもの微細な動きまで検知し、ハザードやブザーで警報を発する。

 チーフエンジニアの宮浦 猛氏は、「TZは家族全員が笑顔になれる空間を追求してきたモデルだ」と語る。BEVという手段を選んだことで、圧倒的な静粛性と自由なパッケージング、そして電動化ならではの操る楽しさが高い次元で融合した新型レクサスTZ。それは、大切な人との時間をより深く、より豊かに彩る「Driving Lounge」であり、レクサスが目指すBEVの未来をもっとも純粋に形にした1台。

 2026年冬、日本の道路にこの新しい価値が走り出す日が待ち遠しい。


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