【試乗】GRヤリスオーナーが思わず嫉妬する完成度! 進化した「GRカローラ」は一般道もサーキットも最高だった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■25式GRカローラが改良を受け「25式後期」へアップグレードされた

■ボディ剛性UPに加えてサウンド演出やエアダクトの改良で走りの質感が向上している

■デリバリーの改善や既販車へのアップデートプログラムもトピックだ

質感の高さにGRヤリスオーナーが感激‼︎

 GRカローラは2022年に発売が開始され(22式)、23式では締結剛性向上のボルトを採用するなど、「クルマとの一体感」を追求した小変更が施されてきた。さらに25式前期では、エンジンの中速トルクアップと足まわりのアップデートをはじめ、多岐にわたる改善が図られた。そして今回の試乗モデルとなる2025年9月に発表された25式後期では、「ボディ骨格」「吸気冷却性能」「サウンドづくり」を進化させた。

 25式でアップデートされた足まわりを確認すべく、開発陣はニュルブルクリンクにもち込んでテストを行った。すると、国内サーキットにはない強烈な上下左右Gがかかるシチュエーションでは、さらなるしっかり感、安心感が欲しいとなったそうだ。

 そのためにはボディ剛性を上げるのがいいということで、RZで従来比+13.9m、合計32.7mへと構造用接着剤を増やした。「前期/後期と小出しにせずまとめて改良すればいいのに」とも思うが、いろいろなタイミングやら事情もあるようだ。

 たとえば、クルマのみならず、GRファクトリー(GRヤリス/GRカローラなどが製造されるスポーツカー専用工場)も進化している。従来は難しかったこれだけの接着剤塗布を、タクトタイム内で安定して作れるようになった。また、ニュルブルクリンクにもち込んでテストしたからこそ、より高い領域を目指したというのもある。

 運転席に乗り込むと、シートがピタッと身体を包み込み、そのフィット感やホールド性のよさに驚かされる。ウルトラスウェード巻きのステアリングやシフトノブも手に馴染む。レッドのシートベルトも含め、25式前期から採用されたSPORT Packageは、限界域のドライビングでなくてもかなり魅力的かつお買い得だ。

 そして、タイヤのひと転がりから走りの質感の高さが伝わってくる。ボディはバシッとした硬質感、塊感がある。足まわりも路面追従性がいい。サスペンションも締まった感じなので、段差や継ぎ目など大きな入力に対してはトンっと突き上げがあるが瞬時に収束するので、不快感がなくスッキリした乗り味となっている。

 振動のなさもこの乗り味を助長している。そしてステアリングフィールも同様で、なおかつリニアリティが高い。GRヤリスオーナーとしてはちょっと悔しいが、走りの質感や快適性は明らかにワンランク上のクラス感がある。まぁ、実際のところ車格も上ではあるのだが……。


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