この記事をまとめると
■トヨタが米国生産のタンドラとハイランダーの日本導入を開始した
■とりわけタンドラの全長5930mmを誇る巨体と豪華装備には圧倒される
■タンドラはV6ツインターボ&左ハンドル仕様となり本場感も満点だ
トヨタの逆輸入車のタンドラとハイランダーをお披露目
2026年4月、トヨタはアメリカ・テキサス州の工場で生産されているピックアップトラック「タンドラ」と、同じくインディアナ州の工場で生産されている3列シートSUV「ハイランダー」の販売を開始した。
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これは2026年2月、国土交通省が「米国製乗用車の認定制度」を施行したことにより、アメリカ国内で生産される車両を日本市場で販売するにあたり、日本国内での追加試験を実施しなくてもよくなったため。もちろん灯火類などは日本の交通事情に合わせて変更する必要はあるが、従来に比べて大きくハードルが下がったことは間違いない。
そこでトヨタ自動車は、タンドラとハイランダー、ミドルセダンのカムリを日本市場へ導入することを明らかにしていた。いずれの車両もアメリカ国内の工場で生産され、日本へと海を越えてやってくる。この発表以来、販売を担当するトヨタモビリティ東京には多くの反響が寄せられていたそうだが、ついにタンドラとハイランダーの実車を目にする機会がやってきた。
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タンドラを目にした第一印象は、やはりその大きさに圧倒される。日本国内では馴染みの少ないピックアップトラックだが、フロンティアスピリットが根付く北米エリアではずっと以前から人気ナンバーワンのカテゴリー。シボレー、フォード、ダッジの北米ブランドが長らく独占していた市場に、トヨタは2000年に初代タンドラを投入。この初代タンドラはインディアナ州の工場で生産され、続く2代目からはテキサス州サンアントニオ工場が生産を担当している。現行モデルは2022年に登場した4世代めだ。
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アメリカのピックアップ事情は独特で、ドアの枚数やベッド(荷台)の長さなどが複数設定されており、それを組み合わせることでさまざまなボディバリエーションが存在する。日本市場へ導入されるのはフルサイズの4枚ドアをもち、後席の居住性もしっかりと確保されている「クルーマックス」に、通常サイズのベッド(荷台)を組み合わせたもの。さらに内外装の装備がもっとも充実した最上位グレード『1794エディション』が選ばれた。
「並行輸入という形でタンドラを日本国内で乗られている方がいることは以前から把握しておりました。もちろん正規導入してほしいという声もうかがっておりましたが、ビジネスとして考えると、ニーズや販売効率といった面で容易ではありませんでした」
そう話してくれたのは、トヨタ自動車で日本商品・需給部長を務める水藤崇司さん。今回、新たな認定制度が施行されたことにより、もっともアメリカらしさを感じさせるタンドラと、日本市場からのニーズが高い3列シートSUVのハイランダーを導入することができたそうだ。
トヨタ自動車 日本商品・受給部の水藤さん(左)とトヨタモビリティ東京 トヨタリージョン統括部importの新井さん(右)画像はこちら
トヨタモビリティ東京本社のある、東京・芝浦のオフィス街で見るタンドラはまさに異質だ。ボディサイズは全長5930×全幅2030×全高1980mm。横に並べられたハイランダーだって全長4950×全幅1930×全高1730mmだから、日本車としてはトップクラスの大きさだが、タンドラの存在感は圧倒的だ。