チケットなしで公園にレジャーシートを敷いてWEC観戦って……日本じゃ考えられん! イタリアのレース文化に敬礼!! 【みどり独乙通信】 (2/2ページ)

モータースポーツが根付いた街

 多くのファンが楽しくピクニックをしながらレースを観戦されている場所のすぐ側では……。亡くなってからすでに32年も経ちますが、世界的に人気の伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナが事故に遭ったコーナー「タンブレロ」の裏手に慰霊碑が建立されており、そこへ向かうまでの道案内も出ています。

 セナファンやモータースポーツファンのみなさんにとっては、一度は訪れてみたい場所なのではないでしょうか。このレースウィークには、セナの現役時代を知らない若い世代の方を多く見かけて感慨深かったです。

 1994年のサンマリノGPのレースウィークでは、セナの亡くなった1日前の4月30日には、日本でも活躍したローランド・ラッツェンベルガーがこのイモラの「トザ」というシケイン手前で亡くなりました。2日連続でふたりの偉大なレーシングドライバーが命を落とすという痛ましい事故が起きたこのレースウィークを、2度と繰り返してはいけません。

 ラッツェンベルガーが亡くなった近くの「トザ」の縁石には、このWECの開催直前にイタリア名物のさまざまなパスタが描かれて話題を呼びました。私もわざわざそのパスタの描かれた縁石を観に行ってきました(笑)。世界中からファンが訪れるサーキットとあり、イタリア観光や文化のPRの一環のようです。

 そのパスタ縁石をレーシングカーが迫力ある走りで駆け抜けていくなんて、一体誰が考えついたのでしょうか。なかなかよいアイディアで、楽しい気分になりますね。

 日本のサーキットにもお寿司やおにぎりや焼き鳥の他に、たとえば岡山なら桃、もてぎなら餃子、鈴鹿なら伊勢海老など各地の名産を描いていただけたら楽しそうですね。

 ところで、私たちはメディアシャトルでコースサイドまで連れて行っていただけるのですが、なんとワイン用のぶどう畑を発見! イモラのコースサイド近くでまさかワインが作られているなんて思ってもみませんでした。

 もしも来年に再びイモラを訪れられるのなら、事前にワイナリーなどもチェックしておきたいですね! ほとんどお酒は飲めないのですが、たまには友人らと1杯を楽しむこともありますので、イモラ産ワインをぜひとも次回は手に入れたいものです。


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