ハイソカーブームの立役者
グレードは多彩で、デビュー当時は最上級の2800GT-EXTRA、2800GT、2000VX、2000VR、2000VII、2000VIの6種類があった。もちろん、人気は2800GTだ。専用ホイールアーチモールを備え、専用オプションとして本革シート、ESC(エレクトロニックスキッドコントロール)、LSD(リミテッドスリップデフ)、ヘッドランプクリーナーが用意されているのも2800GTである。
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その2800GTの東京地区の価格は275万円と、当時の物価背景などを考えると決して安くはないが、高級車だとしても手の届かない価格でもなかったのがヒットの一因だ。当時を知る人なら覚えているかもしれないが、人気No.1のボディカラーは美しい「スーパーホワイト」である。
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より快適なクルージングのためにさまざまな装備品もエレクトロニクスの洗礼を受け、自動化。マイクロコンピューターによるオートドライブ(クルーズコントロール)、シーズンを通してノータッチで済む空調システム(エアコン)、クルーズコンピューター(VX以上)の装備も、「今までの技術を超えた最高級スペシャルティカー」としての売りであった。
クルマとの対話を堪能できるドライバーをしっかりとホールドするシートは、「座り心地でも世界トップレベル」を謳い、6WAYのアジャスター機構を完備。しかも、3列のエアバッグを備えたエア式ランバーサポート(GT-EXTRA・GT本革シート)は日本初の快適装備である。
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そんな、当時の女子大生をも虜にしたソアラに熱狂した若者やアダルトのなかには、当時流行っていたドレスアップやチューニングを行うユーザーも多く、マツダ・ファミリアなどとともに、80年代のドレスアップ、チューニングカーブームの主役の1台でもあったのだ。スピードリミッターを外せば200km/hの世界、未体験ゾーンを体験することもできたとも聞く。
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そして1986年1月、初代発売から5年目に2代目となるソアラがキープコンセプトで登場。スタイルは初代モデルのイメージをキープしながらリファインして品質感を高め、グリーンハウスは、すべてのガラスに3次曲面ガラスを用いてその表面をボディ表面と同一面に近づけたフラッシュサーフェス・キャノピーとした。インテリアでは、世界初のスペースビジョンメーターを実用化。これは運転時に計器盤を見るとき、焦点を合わせやすくするために虚像表示方式としたものだった。
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エンジンは3リッター直6ターボの7M-GTEU型(ネット値で230馬力)を頂点に、2リッターは、ツインターボを含む3機種を揃えている。サスペンションは4輪ダブルウイッシュボーンに改められ、電子制御サスペンションのTEMSやエアサスペンション(3.0GTリミテッド)も用意。1989年4月には電動でルーフとリヤウインドウを折りたたんで格納できる、2人乗りの「エアロキャビン」を500台限定発売している。
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現在、すでに発売から45年を経た初代ソアラの中古車を見つけることは極めて難しいが、大手中古車サイトで1982年型の2800GTリミテッド(4AT・本革シート仕様)を発見。車検整備付、保証付きで支払総額405.5万円というプレミアム価格になっているようだ(もう1台は価格応談。2026年5月下旬調査)。ちなみに、電動格納式ハードトップをもつ、レクサスSCとしても存在した4.3リッターV8エンジンを積む4代目ソアラ(2001-2005)は100万円台から手に入るんですけどね……。
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