グレード整理にスポーティ顔! ホンダ フィットに大鉈を振るった理由を開発者に直撃インタビュー!! (2/2ページ)

「フィットらしさ」を見つめ直した

──内装色も全体的に黒が中心になりました。

松村さん: 「クロスター」はグレーと青の2トーンで、変えていません。「X」は従来の「ベーシック」と同じ黒内装です。

磯貝さん: 両グレードはステアリングホイールも従来の2スポークのままです。

──個人的には「ホーム」に設定されていたソフトグレー内装や、「リュクス」のブラウン内装、「RS」のグレー内装が廃止されたのは残念に思いますが、実用車としては黒のほうが汚れが目立たないので好まれるのは理解できます。実際の売れ行きも黒内装のほうが多かったんでしょうか?

松村さん: 圧倒的に多いですね。

──現行モデルのデビュー当初は走りが非常にマイルドでしたが、今回も含めた年次改良のなかで、徐々にスポーティな方向に振られて居るんでしょうか?

磯貝さん: このクルマ自体のダイナミクス性能は変えていませんが、ホンダ車全体がスポーツ方向にしようという流れになっていますね。

──今回のマイナーチェンジを機に、フィットは「RS」を核としてスポーティさをより訴求していくのでしょうか?

磯貝さん: 元来もっているフィットらしさを、今回ちゃんと出したいと考えました。「走れば意外といいね」という声があるなかで、ちょっとずれていた所もあるので、そこを修正してきました。

──中国市場では独自のフロントマスクを与えたモデルを2026年1月に3000台限定で発売して、そこで販売終了になりましたが、これを日本に導入するお考えはありませんでしたか?

磯貝さん: あれは中国だけですね。日本だとちょっと……。

──アクが強すぎる?

松村さん: 市場性が違いますね(笑)。

磯貝さん: インターネット上では「次のフィットはこういう風になるのか?」 といろいろ書かれていましたが、「そうだよな」と(笑)。

──フィットはグローバルモデルですが、欧州や東南アジアでは引き続き販売する予定ですか?

磯貝さん: そうですね、そんなに台数は多くないですが。ただ欧州はユーロ7の施行を予定しているので、そのタイミングでどうするかを検討しています。あとは台湾やニュージーランド、南アフリカでも販売していますね。

──今回ここでマイナーチェンジするということは、現行モデルはまだしばらく作り続けるということでしょうか?

磯貝さん: はい。これでフィットが元気になってくれるといいんですけどね、やっぱりもったいないなと思って。他車に比べると広いですし、ちゃんとできているという自負はありますので。

──フィットが3代目以上にスポーティな方向に進化していくことを期待しています。

磯貝さん: 頑張ります。

──ありがとうございました!


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遠藤正賢 ENDO MASAKATSU

自動車・業界ジャーナリスト/編集

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ホンダS2000(2003年式)
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