この記事をまとめると
◼︎タイヤにはそれぞれサイズが設定されている
◼︎使われている単位が「ミリメートル」「パーセント」「インチ」とバラバラだ
◼︎諸説あるが世界で統一の規格する際にこのような流れになったといわれている
単位が統一していないタイヤサイズの謎
自動車は多くのパーツから構成されているが、そのなかでもタイヤというのは不思議な世界で、さまざまな単位が混在している。
たとえば185/65R14というサイズ表記において、最初の3桁(185)は空気を入れたときのタイヤ幅を示しており、スラッシュの後ろにある2桁(65)は扁平率といって幅と高さの比率を示す。最後の2桁(14)はタイヤ内径にあたるリム径、すなわちホイールサイズを示している。
それぞれの単位は、タイヤ幅がmm(ミリメートル)、扁平率は%(パーセント)、そしてリム径・ホイール径はインチである。なぜ、こんな複雑なことになってしまったのか。
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諸説あるが、ひと言でいえば「初期の自動車における多様なサイズを規格化するときの最適解だった」といえる。クルマが非常に少ない時代には、それぞれに専用タイヤを作ることは合理的な面もあっただろうが、工業製品として普及していくなかで、タイヤのような消耗品は規格化しなければ世界中で対応することはできない。そんなこんなで、現在のタイヤサイズ表記に落ち着いたと理解すればいいだろう。
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じつは、タイヤ幅(トレッド幅ではなくサイドウォール間の距離)を示す数字の末尾が5になっているのも、そうした規格化の流れで起きたというのが定説だ。ミリやインチなど異なる単位が使われていた初期タイヤサイズをカバーした上で、ISO(国際標準化機構)規格に落とし込む際に、末尾が5で、10mm刻みにするというルールになったといわれている。
一方、モーターサイクル(2輪)においては異なり、120/70R18といったサイズ表記からもわかるように、タイヤ幅の表記は末尾が0になっていることが多い。アメリカンバイクのリヤタイヤなどでは240/40R18といったファットなサイズが使われていることもあるが、タイヤ幅の表記を見れば、それがモーターサイクル用であると判断できるのだ。
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もっとも、モーターサイクル用でも115/70-17のようにタイヤ幅の表記の末尾が「5」となるケースもあるので、こちらは絶対的なルールというわけではない。
トラック用タイヤでは「11R22.5」のようにタイヤ幅もリム径もインチで表記するケースもある。「.5」がつくのにも理由もあるが、こちらは専門的すぎるので割愛する。
身近なところでは、スクーター用バイアスタイヤが「3.50-10」となっているのも、タイヤ幅とリム径をインチ表記したものだ。こうしたカテゴリーにおいてインチサイズが生き残ったはっきりした理由は不明である。
このようにタイヤサイズというのは謎が多く、わかりづらい。だからこそ、タイヤサイズをしっかりと読めるようになれば、いっぱしの自動車マニアと胸を張れるのだ。
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