この記事をまとめると
■4代目となる新型エルグランドが登場した
■走りが楽しく車内も上質という誰が乗っても最高な1台に仕上がっている
■新型のパワーユニットや最新の四輪制御技術も搭載されている
元祖ミニバン王者が堂々復活
日本における長年の人気カテゴリーであるミニバン。そのミニバンを語るうえで欠かせない、いや現在のミニバン文化の礎を築いたモデルがある。日産のエルグランドだ。
1997年に産声を上げた初代エルグランド(E50)は、いままでのミニバンの常識を覆す、革命的なクルマであった。この当時における従来のミニバンは、商用バンをベースに内装を乗用車チックに仕立てたモデルが主流で、お世辞にも「高級」とか「上質」と言えるようなモデルではなかった。そんな世の中に誕生した初代エルグランドは、乗用車であることを前提として、さらにそこに快適な空間と移動する喜びをプラス。これまでにないコンセプトで空前の大ヒットを記録。ミニバン=エルグランドという構図を日本に根付かせた偉大なる1台だ。
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そんなエルグランドは代を重ねて進化を続けたが、気づけば3代目は2010年から2026年まで、じつに16年も販売される事態に。これには、周囲からも、「いつになったらモデルチェンジされるんだ?」と、年数を重ねるごとに意見が増えていったそうだ。
そんな状況を打破すべく、日産が動いたのは2025年のジャパンモビリティショーであった。このとき、ついに4代目となる15年ぶり(当時)の新型エルグランドを発表。2026年販売予定とアナウンスされた。そしてついにこのときがやってきた。2026年7月16日、4代目となるエルグランドが正式発表となり、我々の前に製品版がお披露目された。詳しく見ていこう。
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まず今回の新型エルグランドは、ブランドテーマとして「らしく走れNISSAN」を掲げ、他社がやらないことを具現化した点がポイントだ。技術の先にある体験を乗る人全員に提供することを目標に、「いつまでも乗っていたい」「500km乗っても600km乗っても疲れない、さらに走り続けたくなる」と思えるようなクルマになるように開発が進められた。
また、3代目エルグランドが登場した当時とは時代背景が変わっていることから、個性が尊重されるいまの時代らしく、「自分らしさ」を表現できるクルマとなることを目指したという。コンセプトは、「リミットレスグランドツアラー」だ。
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例えばデザインだが、特徴的なそのフロントマスクは、日本の伝統工芸である組子をテーマとしている。同じように見える菱形の装飾はミリ単位で調整されており、似ているような形とサイズでも、同じものがないように計算されたうえで作り込まれている。日産ではアリアやリーフ、サクラなどでも”和”をデザインテーマに織り交ぜているので、今回のエルグランドでも、日本らしさが取り込まれた形だ。
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また、今回のエルグランドはスッと走るリニアモーターカーをイメージしたとのことで、フロントマスクやサイドのシグネチャーラインは綺麗な1本線になるようにデザインされていて非常に美しい。さらにプレミアムフラッグシップミニバンということで、堂々としたプロポーションになるようにデザインされている点も見逃せない。
ボディの横に一直線に入っているラインは、組み付けに手間がかかるというが、それも日産の九州工場の協力があって出来あがった技術の結晶だと開発陣は語る。
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ちなみに、リヤは「くの字」に折られているような不思議なデザインとなっているが、これは走りのイメージをミニバン特有の箱型ボディに上手く馴染ませた結果だという。さらに副次的な効果で、空力性能にも寄与しているとのことなので、決して見た目だけの演出ではない点がポイントだ。
また、ホイールに関しても空力を意識したデザインと構造とすることで、燃費向上にもプラスに働いている。
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