デジタルとアナログの間で魅力的な製品が誕生した
Z世代の間ではY2Kが流行しているそうだ。このY2Kとは「Year 2000」の略で、2000年代初頭のファッションやカルチャーを指す言葉とのこと。確かに音楽や映像でも、少し懐かしいテイストのものを見たり聞いたりすることが多い。
クルマに目を向けるといまは80年代のヤングタイマーが大ブームで、相場も高騰中。逆に2000年代のモデルはいまが底値。新しくも古くもなく、程度のいいガソリン車が欲しい人には狙い目の年代である。
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あれ、そうなると80年代と2000年代に挟まれた90年代ってどうなのよ……? そんな素朴な疑問から始まったのが今回の企画ってワケ。
当時のカタログを見ると、90年代はデザインも技術も発達したが、まだアナログの部分を残したデジタル文化との狭間の時代。だからこそ、実際に手で触れたくなる”物欲刺激プロダクト”が数多く誕生したんじゃないだろうか。
KENWOOD アローラ
ケンウッドのミニミニコンポ「アローラ」シリーズ。『ピーナッツ』の登場人物、シュローダーのピアノを弾くCMも印象的だった。
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KENWOOD ロキシー
90年代初頭まで販売されたケンウッドのミニコンポシリーズのロキシー。写真のD G77の価格は22万6700円(税別)。スーパーウーファーなどのオプションも充実。
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SONY ピクシー
ソニー製だとレベッカをCMに起用したリバティが有名だが、このピクシーはサイズこそミニミニコンポだがDSPを搭載するなど、音とスタイルにこだわったシリーズだ。
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KYOCELA コンタックスT2
京セラがコンタックスブランドで1991年に発売したT2は、チタンボディとカールツァイス38mm F2.8レンズで人気を集めた高級コンパクトカメラ。
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KYOCELA コンタックスTVS
1997年にコンタックスブランドで京セラが発売したTVS II。28-56mmズームと明るいファインダーが魅力の高級コンパクト機としていまもファンの多いフィルムカメラの傑作機。
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NTT ムーバ
1991年4月にNTTが始めた初期のムーバは、平均約230gの超小型機として登場し、世界最小級の携帯電話のひとつだった。初期のモデルから折りたたみ式が存在した。
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ZERO ハリバートン
モノにはストーリーが重要だ。ゼロハリならアポロ11号に乗って月の石をアタッシュケースにいれて持ち帰ったという逸話。こういうストーリーに惹かれて購入してしまうのだ。
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HP ジョルナダ680
1998年に登場したHPのジョルナダ680は、Windows CE 2.11を搭載し、携帯性に加え実用的なキーボード入力でモバイルユーザーから評価された小型携帯PCの名機。
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SONYが憧れだった
本企画のテーマのひとつが「物欲」。現代のようにデータにお金を払うのではなく、実物を手にしていた90年代。当時は音楽を聴くのもひと苦労。何しろ音源だって、いまのような無限に聴けるサブスクなんて存在しないから、友人やレンタルショップで借りたCDをカセットテープにダビングをして聞いていた。その時代の憧れのアイテムがソニーのウォークマン。あまりにも大ヒットしたものだから、ポータブルカセットデッキを全部”ウォークマン”と呼んでいた人もいた。そんなソニー製品が若者たちの憧れだったことに異論を唱える人はいないだろう。
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大人になったいま、初EVはアフィーラで、と思っていた。残念ながらその夢は叶わなかったが……。ここでは90~00年代のソニー製品のカタログから、当時の若者の物欲を刺激しまくった製品をセレクション。どの商品も少しも色褪せて見えないのは、さすが世界のソニーである。
トリニトロン
ブラウン管「トリニトロン」。テレビ業界最高の栄誉とされる米国エミー賞を受賞するなど、世界に誇るソニー製品のひとつ。
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ウォークマン
1979年に1号機「TPS-L2」が発売され、90年代には液晶リモコンやアナログ無線通信によるワイレヤス機能を搭載。いまもウォークマン製品は販売されている。
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ディスクマン
CD版ウォークマンのディスクマンは1984年に登場。当初は音飛びがあり、歩きながら聴くことは厳しかったが、90年代に入ると「音飛びガード」モデルが登場した。
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MD
世代によってはミニディスクを体験しなかった人もいるだろう。1992年に登場してカセットテープの代替として若い世代で人気に。MDウォークマンも販売された。
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DATウォークマン
プロユースの磁気テープメディアのDAT(ディー・エー・ティー)。1993年にDATウォークマン「WMD-DT1」(再生専用)を発売。
クリエ
携帯情報端末「PDA」のクリエは動画・音楽再生機能をもち、筐体もマグネシウム合金など贅沢な仕様だった。クリエの初代モデルは2000年に登場。
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サイバーショット
90年代後半からコンデジが普及し始める。ソニーは1996年に初代機「DSC-F1」を発売。レンズ部を回転させて自撮りができるなど機能も独創的だ。
データディスクマン
8センチCD-ROMを読み込んで使用する世界初の電子書籍リーダーがデータディスクマン(1990)。その主な使用用途は電子辞書で、学生たちから支持された。
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VAIO
ソニーのPC「VAIO」は優れたデザインに加え、高い堅牢性でビジネス用途で好評を博した。現在はノジマの子会社であるVAIO株式会社が製造・販売を手がける。
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※本記事は雑誌「CARトップ2026年6月号」の記事を再構成して掲載しております