この記事をまとめると
■トラックの荷台には運ぶ荷物に応じてさまざまなボディや床材がある
■冷凍車では縞板やキーストンやジョロダー用レールなどが用途に応じて使われる
■ボディは高価で載せ替えも難しいため購入時は用途に合った仕様を選びたい
トラックの荷台には多彩な床材がある
ひとくちにトラックといってみても、多種多様のものが存在する。その肝となるのが、ボディと呼ばれる荷台である。骨組みとなるフレームに運ぶ荷物に適したボディを載せて初めて、荷物を運ぶトラックとして活用できるのである。
トラックのボディでもっともポピュラーなのは、宅配便でもおなじみの箱型タイプ。雨の日でも荷物を濡らさず運べる箱型のボディは、幅広い分野で活用されているのだ。
そんな箱型にも、大きくわけるとふたつのタイプが存在する。ひとつは常温品を運ぶパネルバン。これは宅配便などに使われているようなごく一般的なタイプで、箱内部の床や壁、天井などには安価な木材を使用していることが多い。木製であるため、床に専用のロウを塗って荷物の滑りをよくするという技も重宝されている。
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もうひとつは、冷凍冷蔵装置を備えた冷凍車。こちらは温度差による水気を発生しやすい仕様であるため、壁や天井には断熱材を仕込んだ上から防水性にも優れた樹脂製の板が張られている。水やサビに強く、強度のあるステンレスが使われることもあるようだ。
そんな冷凍車の床材は、用途によっていくつかの種類が存在する。定番なのがアルミ製の縞板だ。設定温度にもよるが、冷凍機をまわすことで床面が凍ってしまうことも当然のように起こりうる。そのような場合にドライバーの足が滑らないように対策されたもので、安全を考慮した内容であるといえるだろう。その反面、荷物の滑りはほとんどない。
すべり止め付きアルミ製床材画像はこちら
そして、キーストンと呼ばれる床材も支持が高い。これは英字の「I」のようなカタチをしたアルミ材のレールが、前方から後方へと縦方向にズラリと並んだもの。レールの隙間にゴミが溜まりやすいという欠点があるが、水はけのよさは格別。冷凍車の床面周囲には溝が彫られており、前後左右の4カ所から水が地面に流れ落ちる仕組みとなっている。ただそれだけだと水はけがよいとはいえないのだが、キーストンであれば床面全体が溝の代わりとなるため、箱の内部を洗うことが多い水産便などに最適な床材となっているのだ。
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また、床にジョロダーというパレット移動器具を使用するためのレールを装備するパターンもある。レール用のカバーも用意されており、バラ積みにもパレット積みにも対応できるようになっているのだ。
このように、トラックのボディは床材ひとつでもさまざまな種類や特徴があるのである。そんなボディはとにかく高価なシロモノであるため、おいそれと載せ替えることは不可能。新車を製作するときや中古車を購入する際には運ぶ荷物のことを忘れることなく、是非とも慎重に取り組んでいただきたい。