事前情報ゼロのサプライズ登場に衝撃。アストンマーティンが隠しもっていた史上最強V12FRモデル「ヴァレン」の正体 (2/2ページ)

これぞFRモデルという美しいプロポーション

 フロントに搭載されるエンジンは、5.2リッターのV型12気筒ツインターボで最高出力は850馬力。最大トルクも1000Nmに達しており、これは前でも触れたようにフロントエンジン車としてはアストンマーティン史上最強のスペックとなる。組み合わされるZF製の8速トランスミッションもさらに進化を果たしている。

 ヴァレンは、「ヴァンテージ GT4」のレースプログラム向けに開発されたシフト戦略を用いて、すべてのドライブモードにおいて、ダイレクトでスピード感のあるシフトを実現することに成功した。ちなみにヴァレンでは、「Sport」、「Sport+」、「Track」というパフォーマンス重視のドライブモードが用意されており、そのモード選択によってスロットルマップも細かく変化するという。そして軽量なチタン製エキゾーストシステムが奏でるサウンドにも、カスタマーは大いに刺激されるはずだ。

 サスペンションを始め、ステアリングやブレーキシステムに象徴されるシャシーの構成も、もちろんヴァレン独自のものだ。ソリッドマウントのリヤサブフレームを採用し、剛性をさらに高めることを試みているほか、ステアリングにはレスポンスを重視したチューニングを、サスペンションにはヘルパースプリング、ビルシュタインのDTXセミアクティブダンパーも採用されている。

 これらのメカニズムを包み込むボディも、じつに刺激的なデザインでまとめられている。シャープで彫刻的なラインはヴァレンのアグレッシブな動的性能をイメージさせてくれるほか、これこそがフロントエンジン・リヤドライブ車の究極的なスタイルなのだという印象さえ受ける美しさを醸し出している。

 もちろんヴァレンのボディはエアロダイナミクスにおいても徹底的な検証を繰り返したものであるのは確かなところ。それが独特な個性となって見る者の目を刺激して止まないのだ。

 インテリアも同様に素晴らしいフィニッシュだ。ここでも追求されたのは軽さというものを視覚的に演出すること。もちろん使用される素材は最高級のもので、またドライビングに没入できるコクピット環境が整えられている。

 ちなみに0-100km/h加速で3.1秒、最高速では345km/hを誇るヴァレンは、150台のみの生産を計画する限定車。カスタマーへのデリバリーは2027年の第2四半期から開始される予定となっている。

諸元表
車名 ---
グレード ---
全長×全幅×全高 (mm) ---×---×---
ホイールベース (mm) ---
トレッド 前/後 (mm) ---/---
車両重量 (kg) ---
パワーユニットタイプ ---
排気量 (cc) ---
最高出力 (kW[ps]/rpm) ---
最大トルク (Nm[kg-m]/rpm) ---
駆動方式 ---
トランスミッション
サスペンション 前/後 ---/---
ブレーキ 前/後 ---/---
タイヤサイズ 前/後 ---/---
JC08モード燃費 (km/L) ---
価格 (万円・税込) ---

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山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

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突然思いついて出かける「乗り鉄」
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