世界限定77台で価格は2億5000万円
今回はローンチカラーとして、ピアノブラックとシルクストーンの2タイプがブラバスから提案されたボド・カブリオレだが、コクピット内のスイッチ操作によって約15秒での開閉が可能なソフトトップは、前者にはブラックが、後者には特別に開発されたジャカード生地によるブラックとグレーのツートーンカラーを採用。もちろんボディカラーやソフトトップの仕様は、カスタマーの好みでどのようにでもアレンジができる。
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前後のホイールは22インチの「BRABUS Monoblock Z-GTプラチナエディション」。これにはピレリの専用設計による「P Zero」が、フロント285/30ZR22、リヤ335/25ZR22サイズで組み合わされる。
そしてこのボド・カブリオレでもっとも注目しなければならないのは、やはりフロントミッドシップされるパワーユニットだろう。アストンマーティン製のそれをベースとする5.2リッターのV型12気筒DOHC4バルブエンジンに、ブラバスは独自の高性能過給システムを装備。2基のターボチャージャー、インタークーリングシステム、そして車両前部のRAM-AIRインテークから連続する吸気システムなどがその内容だ。
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同時にエキゾーストもブラバス製の軽量で高性能なステンレス製のシステムに変更され、排気効率の向上のみならず、電子制御バルブによってエキゾーストサウンドの特性をシチュエーションに応じて変化させる機能も与えられている。厳格なEURO 6E-ISC-FCM排出ガス基準に適合しているのは、さすがに自動車メーカーの作だ。
このV型12気筒エンジンが発揮する最高出力と最大トルクは、それぞれ1000ps/6400rpm、1200Nm/2900~5000rpmと驚異的な数字。トルクはトルクコンバーター付きの8速ATを介して後輪に伝達、最大で100%のロック率をもつ電子制御デファレンシャルが、駆動輪にトルクを常時最適に配分することになる。注目の運動性能は、0-100km/h加速がわずか3秒、0-200km/h加速は8.5秒、そして0-300km/h加速も23.9秒で終了する。最高速は電子制御リミッターによって360km/hに制限される。
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ドライバーがチョイスできるドライブモードは、「WET」、「GT」、「SPORT」、「SPORT+」、「INDIVISUAL」の5種類。最高品質の素材によって作り上げられた豪華なインテリアに身を委ねて、ラグジュアリーな走りを楽しむことも、あるいは本格的なサーキット走行にチャレンジすることもできる多面性がこのボド・カブリオレにはある。
カスタマーのリクエストを忠実に反映して、1台ずつが個別に生産されるボド・カブリオレ。気になる価格は、ドイツ国内のVATを含まない輸出価格で、107万7000ユーロ(約2億5000万円)。はたしてこの日本で、創業者の名を掲げ、その夢を最新の技術で具現化したという、わずかに77台の究極作を手に入れようというカスタマーは表れるだろうか。それもまた気になるところである。