この記事をまとめると
■BYDの軽EV「ラッコ」が好調だ
■海外では日本の軽自動車が注目されている
■軽自動車に似たサイズのクルマが「K-CAR」として海外でヒットする可能性がある
ラッコは日本以外の市場も狙っているはず
中国BYDの日本法人BYD Auto Japanは2026年8月10日に、2026年7月28日に正式発売した軽自動車規格BEVラッコが、発売2週間での累計受注台数が1000台を突破したことを発表した。
ラッコの年間目標販売台数は1万台とされているので、発売2週間でその1割を受注したことになる。ただ、筆者が聞いたところではデビュー後、しばらくした段階ですでに2000台ほどバックオーダーを抱え、11月から正式デリバリー開始ということもあるのだが、すでに納車は2027年1月以降となっているとのことであった。BYD正規ディーラーで確認すると、「納車は越年すると思っていたほうがいいかも」といったような話を聞くことができた。
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日本の軽自動車規格となるBEVでは、すでに日産サクラやホンダN-ONE:eなどもあるが、専門家も目を見張る、軽自動車とは思えないクルマとしての完成度の高さも注目されている。
ラッコ自体は日本専用設計とされているのだが、ICE軽自動車であり、軽自動車販売トップのホンダN-BOXは年間で20万台前後を販売しており、スズキ・スペーシアでも2025暦年締め年間新車販売台数では16万台強を販売している。薄利多売が原則の軽自動車にあって、ラッコの年間目標販売台数は1万台となっている。
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「利益度外視の実験的販売では?」とも考えてしまうのだが、1万台でも十分に利益が確保でき、正規ディーラーへの販売マージンも手厚いものとなっていると聞いている。しかし、単なるチャイナマネーのパワープレイというわけでもなさそうだ。つまりBYDは、すでにラッコ派生モデルでの世界市場展開まで視野に入れたコスト計算をしていると見ていいだろう。
スズキはパキスタンにて、先代アルトやエブリイバンを日本の軽自動車規格のまま正規販売している。海外における日本の軽自動車の正規販売はまだまだ少ないものの、スリランカではスズキ・ワゴンRを始め多数の軽自動車を、日本から中古車などとして業者が日本仕様のまま輸出して販売しており、多数が街なかを走っている。また東南アジアでは、少数ながらもN-BOXなど軽乗用車を街なかで目にすることもできる。さらに今後は、アフリカでの軽自動車の積極販売も検討されているとも聞いている。
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インバウンドが日本に来て注目するものに、軽自動車があるようだ。超がつくほどのコンパクトボディなのに、ADASまで標準装備するフル装備状態となっていることに、日本を強く感じるようだ。SNSでは、各国にて個人輸入された軽自動車を購入し、自分の国で乗りまわす動画が多く出まわっている。