この記事をまとめると
■シボレーC10の横にいたのはオーナーでビルダーの小柄な女性だった
■C10オーナーの安岡菜那さんは自らエンジンを直6からV8にスワップした
■エンジンスワップだけでなくドラッグレースにも挑戦している
カスタムトラックショーで見つけたC10女子
富士スピードウェイの広大なパドックを埋め尽くした、色とりどりのカスタムトラックたち。アメリカンカスタムの真髄ともいえる、車高を極限まで落としたスラムドスタイルから、ピカピカに磨き上げられたクラシックなリフレッシュ車両まで、全国から選りすぐりのカスタムトラックが一堂に会する一大イベントが開催されました。
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地鳴りのようなエキゾーストノートと、アメリカのコンテスト会場さながらの熱気が包み込む会場内。そんな熱気あふれるブースエリアの一角で、ひときわ異彩を放ち、多くのギャラリーの視線を集めているコーナーがありました。
全米シェアNo.1ケミカル「BG」のブースで出会った小柄なビルダー
その場所とは、アメリカで最大のシェアを誇る世界的ケミカルブランド「BGプロダクツ(BG Products, Inc.)」の特設ブース。プロフェッショナル向けの高性能オイル添加剤やエンジンクリーナーなどで知られ、本国アメリカの整備工場やディビジョンでは絶大な信頼を獲得しているBGブランド。
BGのブース前のシボレーC10画像はこちら
その質実剛健なブースにデモンストレーションされていたのが、レストア&カスタムされたシボレーのヴィンテージ・ピックアップトラック「C10」。
クラシカルな佇まいでありながら、タダモノではないオーラを放つそのC10の傍らに立っていたのは、スレンダーで小柄な女性。てっきりブースに華を添えるイメージガールかと思いきや、なんと彼女こそが、この巨大なC10を自らの手でビルドアップしたオーナー兼メカニックのC10女子、安岡菜那(やすおかなな)さんだったのです。
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直6からV8へ執念のDIYエンジン載せ換え
彼女のカスタムストーリーを紐解くと、並大抵のクルマ好き、カスタム好きの領域を遥かに超越していることに気付かされます。このC10、5年前に手に入れた当初は直6エンジンが搭載されていたとのこと。輸入新規で登録するのには時間がかかったものの、彼女の内に秘めた「カスタムへの情熱」は、ナンバー取得だけでは満足しなかったのです。
「アメリカントラックの真髄は、やっぱりお腹に響くV8サウンドと、溢れるようなトルク感」と決意した彼女は、自らの手を油まみれにしてのエンジン載せ換え(エンジンスワップ)という大手術を敢行。
シボレーC10に載せられたV8エンジン画像はこちら
大排気量のV8エンジンを調達し、重い鉄ブロックをクレーンで吊り上げ、配線や配管、マウントの位置調整に頭を悩ませる日々。言葉でいうのは簡単ですが、現代のクルマとは異なるクラシックカーのエンジンスワップは、ミリ単位の微調整や予期せぬトラブルとの戦いにほかなりません。それを自らの手でクリアし、見事にV8ハイパワーエンジンへと生まれ変わらせた手腕、ド根性には頭も下がるというもの。